【消臭完全ガイド】タバコ臭・喫煙臭の対策

そもそも、たばこのニオイって何？！

たばこのニオイとは

たばこの煙は、ガス状物質と粒子状物質から構成されており、含まれる化学物質の種類は、構造が確認されている成分だけで4,000種類以上と言われています。

 

具体的な含有成分を詳しく見てみると、ガス状物質としては、一酸化炭素・二酸化炭素・窒素酸化物・アンモニア・酢酸・ニトロソアミン類・シアン化水素・硫黄化合物(硫化水素など)・アルデヒド類・ケトン類(アセトンなど)など。粒子状物質としては水分・ニコチン・タールです。タールの主成分は芳香族炭化水素で、ナフタレン・ベンゼン・フェノールなどが含まれます。またニコチンは、空気で酸化するとニコチン酸になると言われています。

 

これら成分の含有量は、主流煙と副流煙でも異なり、タバコの種類(製造工程の差や材料の違い)によっても差があります。

 

タバコ臭の消臭が難しいと言われるのは、まさにこの含有成分の種類の多さと含有量の変動によります。「超難易度の高い複合臭！」と言えるでしょう。

 

※厚生労働省／たばこ煙の成分分析についてより引用 (https://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/houkoku/seibun.html)

プロの消臭テク：たばこ臭の重要ポイントはこれ！

たばこのニオイを消臭・脱臭する技術とは

タバコ臭を消臭する上で、まず初めに注意するポイントは下記の2点です。

１．タール・煙などの物質量が大きい成分をしっかりと除去する。

タールは粘着性の強い植物樹脂で、一度壁などに付着するとなかなか落ちず、蓄積していきます。 喫煙室などでよく見る、黄ばんだ「ヤニ」の正体です。
脱臭対策では、「目に見える汚染物質を除去する」は第一段階の鉄則です。
例えばカラオケルームや喫煙室の脱臭処理を行う場合、まず目に見えるヤニの除去から始めます。 黄ばんだ壁紙や布製品などを撤去します。弊社で実施する業者向けの本格的な脱臭作業現場においては、喫煙エリアを一度スケルトン状態にします。悪臭発生源を撤去しなければ、空間内の臭気の強さはいつまでも低減しません。

ヤニの除去清掃には、機能性特殊洗浄剤「オングストロンＧ」がお勧めです。
また、喫煙室などに脱臭装置を導入する場合にも、粒子状物質とガス状物質をしっかりと区別して考えることが重要です。つまり、「除塵(煙対策)」と「脱臭」を分けて対策します。

よく分煙機が設置された喫煙室において、ニオイが漏洩して問題になっているケースが見られます。
分煙機・除塵機は煙を除去するためのもので、基本的にニオイはほとんど取りません。脱臭フィルター付属の装置もありますが、脱臭メインの設計となっていないため、すぐに脱臭効果がなくなります(活性炭が破過してしまいます)。除去対象の粒径が全く異なりますので、注意してください。

２．複合臭において、嗅覚への刺激を支配的にしている悪臭主要素を見分ける。

難しいとされる複合臭脱臭の成敗を左右する重要なポイントは、悪臭原因となる支配的要素の見極めです。
嗅覚には「閾値」と言う基準があります。
閾値とは嗅覚が感知できる最小濃度のことで、個々の臭気成分によって閾値が大きく異なります。例えばアンモニアの閾値は1.5ppmと高く、メチルメルカプタンの閾値は0.0000087ppmと非常に低い。つまり、メチルメルカプタンは極少量の成分量でも人間にとって「臭い！」と感じてしまうニオイと言うわけです。
複合臭においては、この閾値と成分濃度とを対比させながら含有成分を分析していき、なおかつ最後は熟練した臭気判定士の「嗅覚」を使って、どのニオイ質が複合臭の中で嗅覚への不快度を「支配的にしているか」を探ります。
科学的分析ｘアナログ的嗅覚で脱臭の落としどころを見つけるのです。

タバコ臭における臭気判定士の「嗅覚・臭質判断」としては、「すえた臭い」「少し酸っぱい感じ」「甘ったるさがある」という結論です。そこで前述の含有成分と比較し、アルデヒド系・酢酸・ニコチン酸、に焦点を当てます。

脱臭技術としてまず有効なのは、酸化分解法です。
オゾン・酸素クラスターイオン・次亜塩素酸水などがあります。
含有する成分のほとんどが酸化分解が可能なため、適切な濃度で酸化技術を利用することが有効です。

カラオケルームや喫煙室・車内などでタバコのにおいが強くしみ込んでしまっている場合は、「高濃度のオゾン」により「何回も重ねて」脱臭しないと効果が見られません。
染みこんだ臭気成分は空間に漂う数百～数千倍と言われていますので、強力な脱臭処理を行う必要があります。

空間に漂うタバコ臭の脱臭には、酸素クラスターイオンを活用します。オゾンでも脱臭可能ですが、人体に無害となるには低濃度しか活用できないため、有人空間では不向きです。

布製品など洗濯可能なものは、次亜塩素酸水がお勧めです。

タバコ臭は酸化分解だけでは取り切れない、あるいは時間がかかる場合があります。
そこで酸化分解法と併用して取り入れたいのが、支配的な臭気成分に的を絞った、消臭剤の利用です。
弊社で言えば、マイクロゲル消臭剤BLUEが適します。「すえた臭い」「酸っぱい臭い」専門に消臭します。

弊社では過去多くのタバコ臭脱臭作業を請け負ってきましたが、オゾンによる酸化脱臭だけでは完全には取り切れないため、「オゾン脱臭」ｘ「マイクロゲル消臭剤BLUE」の合わせ技で、対策を完璧なものにしています。
衣服などの消臭でも、次亜塩素酸水(酸化)＋(続いて)マイクロゲル消臭剤BLUE、という消臭方法が効果的です。

ズバリ！プロがオススメするたばこ臭の消臭対策

問題別・お問い合わせ別の対策方法

弊社で過去解決した、タバコ臭・喫煙臭のお問い合わせ事例です。

• 室内・オフィス内・店舗内・車内にしみ込んでしまった煙草のニオイを解決
• 喫煙室内の対策、漏れ出るタバコ臭、オフィス分煙対策を行いたい。
• オフィスや建物内に入ってくるタバコ臭を何とかしたい。
• タバコのニオイがする家具や衣服を自分で消臭したい。
• なぜかタバコ臭が室内で臭う場合。

室内・オフィス内・店舗内・車内にしみ込んでしまった煙草のニオイを解決

喫煙室の転用増加とクレームのリスク…

平成15年に健康増進法で受動喫煙防止が法律化されて以降、オフィスビルなどでは禁煙化・分煙化が進みましたが、東京オリンピックを前に、今、喫煙所・喫煙室の撤廃が加速しています。
特に喫煙室の脱臭は、中途半端に行うとリフォーム後に残存臭気に対してクレームとなります。
タバコのニオイはしつこいので、プロによる脱臭作業をお勧めいたします。

ご自身でオゾン脱臭したい場合には、、、

市販のオゾン発生器・オゾン脱臭機・消臭剤などを購入し、ご自身で作業します。
オゾン装置購入の際に注意したいのが、家庭用オゾン発生器は発生量が少なく、しみ込んだニオイをしっかり取るには力不足だという点です。
高濃度オゾン発生量が保証された「業務用オゾン脱臭機」のご購入をお勧めします。

 

弊社のオゾン脱臭機「ゲルリッツ（Goerlitz）」は、オゾン排出量1,500mg／hrのハイスペックにも関わらず、超軽量1.8kgで持ち運びが非常に楽です。
ご購入に迷われる方には、1週間~のレンタルも承っております。

 

脱臭方法としては、オゾン発生器から噴出されるオゾンを密閉空間に高濃度に充満させ、しみ込んだ臭気成分と化学反応（酸化分解）させて無臭化します。
オゾンは残存性の低い物質ですので、作業後に換気を行えば生活空間における有害性はありません。

弊社のオゾン脱臭機「ゲルイッツ（Goerlitz）」は、オゾン排出量1,500mg／hrのハイスペックにも関わらず、超軽量1.8kgで持ち運びが非常に楽です。
ご購入に迷われる方には、1週間~のレンタルも承っております。

 

オゾン脱臭と併用する消臭剤としては、消臭剤「マイクロゲルBLUE」、次亜塩素酸水溶液「ジアダス」があります。弊社 オンラインショップにてご購入可能です。

 

 

 

 

ニオイが取れるまで鞘腫処理を繰り返す、を前提にお試しください。
オゾン脱臭機「ゲルリッツ」はホテル業界の清掃作業でご愛用頂いている商品で、オゾン発生量の高さ、優れた携帯性など、業者様向けに使いやすい商品です。それほどしみ込んでいないタバコのニオイであれば、タバコのニオイであれば20～40分程度のオゾン脱臭機稼働で脱臭できます。

喫煙室内の対策、漏れ出るタバコ臭、オフィス分煙対策を行いたい。

カフェレストランにて、天井埋込型の酸素クラスター脱臭装置と給排気コントロールにより、分煙パネルを設置することなくカフェ内でのたばこ脱臭対策を実施した事例もあります。

また、喫煙室排気の対策には、活性炭が安価でお勧めです。近隣からの臭気苦情がある場合など、低圧損の活性炭Karbidシリーズの『狂着フィルター』を、排気ライン上に導入すると非常に効果的です。

オフィスや建物内に入ってくるタバコ臭を何とかしたい。

タバコのニオイがする家具や衣服を自分で消臭したい。

なぜかタバコ臭が室内で臭う場合。