リモネンってどんな効果?摂取成分と活用の方法を紹介

リモネンってどんな効果?摂取成分と活用の方法を紹介

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「リモネン」という成分をご存知でしょうか?モノテルペン類(※)の一種であり、リラックス効果や免疫力の向上が期待できる成分として、近年、ますます注目されている成分の名前です。
 
レモンやオレンジ、グレープフルーツなどの皮に含まれる精油成分であり、日本では古くからゆず湯などで活用されてきました。本記事では、そんなリモネンについて詳しい効果や摂取方法、活用方法まで紹介します。
 
(※モノテルペン:揮発性、芳香性のある植物精油の構成成分)
 

リモネンの4つの効果を紹介

まずは気になるリモネンの効果について見ていきましょう。日常生活の中でも身近に使用される成分なので、思い当たる効果があるかもしれません。
 

リラックス&リフレッシュ効果

リモネンを始めとする、柑橘類の香気成分はリラックス効果があると知られています。香りを摂取すると、気分が落ち着いているときと同じようにα波が観察されたのです。(1)またマウス実験による、新しい環境でも素早くなじみ、不安を強く感じない検証結果などが根拠とされています。(2)
 
また一見すると反対のように感じる、リフレッシュ(覚醒)効果も期待できます。(1)柑橘類の香りが交感神経を刺激することで、頭がすっきりする、目が覚めるといった効果が期待できるのです。
 

血行促進の効果

香りの吸入、または皮膚吸収により交感神経が刺激されて血行促進の効果もあるとされています。(3)血流がよくなることで新陳代謝の活性化、消化活動が活発になることからダイエット効果も期待できるでしょう。
 
ただし、消化活動が活発になると食欲増進に繋がります。食欲不振の方におすすめの効果ですが、ダイエットを目的にするなら、食べすぎに注意して適度な運動が必要です。
 

免疫力の向上効果

リモネンが免疫組織の調整、抗酸化作用、(※)抗アポトーシス効果を持っていることも近年の研究で徐々に解明されています。(4)
 
腎障害を起こしているマウス実験では、リモネンを投与することで腎臓の炎症を抑え、周辺たんぱく質を増強することによりミトコンドリアのアポトーシスを阻止する動きを確認しました。またがん細胞の働きを抑制する効果も認められています。(4)
 
(※老化、損傷した細胞を自然死させるたんぱく質の働きを抑える効果)
 

リモネンを摂取する方法は?

さまざまな効果が見込めるリモネンの効果を実感するには、どのような使い方があるのでしょうか?スタンダードな方法からお手軽な方法まで紹介します。
 

柑橘系の果物を食べる&香りを嗅ぐ

リモネンを摂取する代表的な方法は、柑橘系の果物を食べる。または香りを楽しむことです。より効率よく摂取したいと考えるのなら、食用として利用するより香りを活用しましょう。
 
柑橘系の精油であれば、ほぼリモネンも含まれているのでアロマやディフューザーの利用がおすすめです。部屋全体に香り成分を拡散することが可能なので、オフィスやホテルルームなど大きな空間でもリモネンを手軽に摂取できます。
 
リモネン自体に毒性はほとんどないとされていますが、希釈されていない精油は肌への刺激が強いので扱いには注意してください。また酸化したリモネンは皮膚刺激の作用が出る恐れがあるので、商品を購入する際には抗酸化成分が配合されているものを選ぶことがポイントです。
 

サプリメントを摂取する

より手軽に摂取したい場合は、サプリメントでもリモネンを摂取できます。ただし、リモネン単体のサプリメントの扱いは少ないので、一緒に配合されている成分を確認しながら選んでください。
 
サプリメントの効率的な摂取方法は、一度に摂取するのではなく小分けに摂取することです。毎食前、後と時間を決めてしまうことで飲み忘れの予防にもなるでしょう。
 

まとめ

  • リモネンとは柑橘類の皮に多く含まれる香気成分
  • リモネンに期待できる効果は、リラックス&リフレッシュ効果・血行促進効果・免疫力向上効果など
  • おすすめの摂取方法は手軽に楽しめるアロマやディフューザーの活用

リモネンについて、上記の情報を紹介してきました。しかしここで問題になるのが、たくさんあるアロマの中からどれを選べばよいのか、また迷ってしまうことではないでしょうか。
 
弊社では上質な香りの提供から、におい問題まで「見えないからこそ気になる香り」について日々研究しています。香りの活用を検討されているのであれば、お気軽にご相談ください。
 

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