火災・火事の復旧作業で気を付けることは何ですか?
火事・火災後の臭気対策が難しいと言われる理由は、
- 「焼け焦げ臭」が人間の危険回避本能により嗅覚に敏感に反応する臭気であるため、微量な残存でもニオイが感知されてしまうこと(しっかりと脱臭しないと再発クレームになりやすいこと)
- ダイオキシンが発生している可能性が高いこと
- 放水により消火された場合は、カビ繁殖を引き起こしている可能性があること
などの特別な懸念があるからです。
焼き焦げた内装材やススをすべて撤去し、きれいな内装復旧を行ったにもかかわらず、焦げ臭やカビ臭が漂うために物件が引き渡せない、施設が再開できない、などという問題を抱えてしまうことも少なくありません。
また火災保険対象となるケースも多く、その場合には復旧に必要とされる費用の根拠を、客観的かつ納得性の高いデータと共に開示する必要があります。
大規模な火災事故の復旧工事や、保険会社の関与する復旧対策においては、火災後復旧対策に実績の高い【プロサービス部隊による脱臭施工】をご案内しています。
過去、2002年に起きたダイヤモンドプリンセス完成目前での大規模火災事故において、その修復工事における全船内の脱臭・ダイオキシン除去・除菌・防カビ施工・環境アセスメントを弊社にて請け負わせて頂きました。
また、ボヤ程度の火事に対してや、ご予算に限りのある場合などでは、【オゾン脱臭機レンタル】や【火災臭気用の消臭剤マイクロゲル】などをお勧めしております。