【新型】注入式低温プラズマ脱臭装置ネオプラズ
といった悩みを解決できるのが「新型低温プラズマ脱臭装置(ネオプラズ)」です。
新型低温プラズマ脱臭装置(ネオプラズ)は、これまで強力な臭気(※1)を脱臭するために必要だったハイコストな脱臭装置(※2:燃焼脱臭装置・活性炭脱臭装置など)の置き換えとなる脱臭装置です。 これまでの脱臭装置と、低温プラズマ装置との最も大きな違いである「設備の大きさ・初期費用・ランニングコスト」を比較してみると
装置名 | 【新型】低温プラズマ脱臭装置 |
ハイコストな脱臭装置(※2) |
---|---|---|
初期費用 |
約2,500~3,500万円 (1/2以下) |
約5,000~7,000万円 |
ランニングコスト |
約150~250万円 (1/3~1/9以下) |
約650万円~2,400万円 |
設備の大きさ |
約1/2程度の大きさ |
大規模な設備を導入 |
制作期間 |
最短で約3カ月 |
最短で約6カ月 |
(世界情勢によって製作期間は大きく変動いたします) |
といった違いがあるため、高濃度臭気の対策を行いたいお客様の他に、これまで他脱臭装置をご使用されていた工場施設様から「コスト削減&カーボンニュートラル(脱炭素)」の観点から低温プラズマ脱臭装置へのお乗り換え頂くことも多くなっています。
その他にも、カルモアの低温プラズマ脱臭装置が選ばれる理由がありますので、詳細に関しては以下からご覧頂ければと思います。
1.低温プラズマ脱臭装置の脱臭効果
測定結果①|焙煎臭気に対して高い効果(焦げ系、アルデヒド)
麦焙煎冷却排気に対し注入式低温プラズマ脱臭装置による脱臭効果を測定しました。
原臭臭気濃度が数千万だったの対し、処理後の臭気濃度は数万となりました。99%以上の脱臭効率を得ております。
対象排気はオイルミストが多く臭気濃度が高いため、注入式低温プラズマ脱臭装置もしくは直接燃焼脱臭装置の2択でした。下記の高い脱臭効果が評価され、実機導入となりました。
NO. |
原臭 臭気濃度 |
処理後 臭気濃度 |
脱臭効率 (%) |
---|---|---|---|
1 | 25,000,000 | 40,000 | 99.84 |
2 | 13,000,000 | 16,000 | 99.88 |
3 | 32,000,000 | 32,000 | 99.90 |
4 | 1,600,000 | 13,000 | 99.19 |
測定結果②|鋳造臭気に対して高い効果(アルデヒド系)
鋳造排気に対して注入式低温プラズマ脱臭装置とマイクロゲルの組み合わせによる脱臭効果を第三者機関で測定しました。
原臭臭気濃度が5,500だったの対し、処理後の臭気濃度は550となりました。90%の脱臭効率を得ております。
プラズマ |
原臭臭気濃度 |
脱臭効率 (%) |
---|---|---|
5,000 | 500 | 90.0 |
測定結果③|にんにく臭(メチルメルカプタン類など)
プラズマ |
原臭 臭気濃度 |
処理後 臭気濃度 |
脱臭効率 (%) |
---|---|---|---|
不明 | 5,000 | 500 | 90.0 |
測定結果④|タイヤ工場ゴム臭
プラズマ |
原臭 臭気濃度 |
処理後 臭気濃度 |
脱臭効率 (%) |
---|---|---|---|
不明 | 50,000 | 5,000 | 90.0 |
測定結果⑤|養鶏場・鶏糞燃焼排気(焦げ臭、アルデヒド系)
プラズマ |
原臭 臭気濃度 |
処理後 臭気濃度 |
脱臭効率 (%) |
---|---|---|---|
中 | 32,000 | 5,000 | 84.4 |
中 | 16,000 | 4,000 | 75.0 |
低 | 10,000 | 2,000 | 80.0 |
測定結果⑥|堆肥化工場排気(硫黄系、アンモニア、アミン、脂肪酸、メチルメルカプタン類など)
プラズマ |
原臭 臭気濃度 |
処理後 臭気濃度 |
脱臭効率 (%) |
---|---|---|---|
中 | 4,000 | 790 | 80.3 |
中 | 5,000 | 500 | 90.0 |
測定結果⑦|ペットフード工場排気(硫黄系、アミン、脂肪酸など)
プラズマ |
原臭 臭気濃度 |
処理後 臭気濃度 |
脱臭効率 (%) |
---|---|---|---|
中 | 7,900 | 500 | 93.7 |
中 | 4,000 | 160 | 96.0 |
測定結果⑧|RPF製造排気
プラズマ |
原臭 臭気濃度 |
処理後 臭気濃度 |
脱臭効率 (%) |
---|---|---|---|
中 | 32,000 | 5,000 | 84.4 |
中 | 25,000 | 3,200 | 87.2 |
中 | 10,000 | 2,500 | 75.0 |
測定結果⑨|養鶏場・鶏糞コンポ排気(硫黄系、アミン、アンモニア、アルデヒド、脂肪酸など)
プラズマ |
原臭 臭気濃度 |
処理後 臭気濃度 |
脱臭効率 (%) |
---|---|---|---|
高 | 79,000 | 16,000 | 79.7 |
高 | 500,000 | 32,000 | 93.6 |
中 | 500,000 | 32,000 | 93.6 |
測定結果⑩|化学工場 プロピオン酸メチル系臭気
プラズマ |
原臭 臭気濃度 |
処理後 臭気濃度 |
脱臭効率 (%) |
---|---|---|---|
中 | 25,000 | 5,000 | 80.0 |
中 | 80,000 | 3,200 | 96.0 |
2.低温プラズマ脱臭装置と他脱臭装置のコストの違い
1.燃焼脱臭装置との比較
風量200CMMの場合の概算コスト比較(本体費)
プラズマ |
直接 燃焼脱臭装置 |
蓄熱式 燃焼脱臭装置 |
触媒式 燃焼脱臭装置 |
|
---|---|---|---|---|
イニシャルコスト | 25,000千円 | 60,000千円 | 66,000千円 | 60,000千円 |
ランニングコスト (年間ならし) |
1,500千円 | 24,000千円 | 6,500千円 | 7,500千円 |
・直接燃焼は約1年でペイ、蓄熱・触媒燃焼は約3年でペイ
・臭気だけでなく、脱炭素対策となる
※排気条件、現場条件によって変わります。
2.スクラバー脱臭装置との比較
風量200CMMの場合の概算コスト比較(本体費)
プラズマ |
スクラバー |
|
---|---|---|
イニシャルコスト | 20,000千円 | 20,000千円 |
ランニングコスト (年間ならし) |
1,300千円 |
19,000千円 (排水処理が外注の場合 ※排水処理費の概算価格とメンテ代含む) |
・約2年でペイすることが可能
・電気代(+水代)はほぼ変わらないため、大幅なコストダウンとなる
※排気条件、現場条件によって変わります。
3.活性炭脱臭装置との比較
風量300CMMの場合のコスト比較(本体費)
プラズマ |
活性炭脱臭装置 |
|
---|---|---|
イニシャルコスト | 25,000千円 | 32,000千円 |
ランニングコスト (年間ならし) |
1,500千円 | 10,000千円 |
・約2年でペイすることが可能
・電気代はほぼ変わらないため、脱炭素対策となる
※排気条件、現場条件によって変わります。
3.省スペースへの設置が可能
特殊放電技術により、小さなエネルギーで効率的に大量の活性成分を生成します。
電極当たりの活性成分の生成量が多いので装置自体の大きさも小さく、省スペースを実現します。
省スペースなので、装置導入による大掛かりなレイアウト変更無しで悪臭対策を施行可能です。
4.オイルミストや粉塵があっても対策が可能
本装置は、脱臭装置の天敵であったオイルミストや粉塵、油煙などを含む臭気であっても問題なく使用して頂ける装置です。
従来のプラズマ脱臭装置は放電電極に臭気を直接通過させるため、オイルミストや粉塵などを含む臭気の場合、放電電極がすぐに汚れてしまい、ランニングコストが膨大になることがほとんどでした。
また、活性炭脱臭装置や光触媒脱臭装置、吸着系フィルター脱臭装置などもオイルミストや粉塵があるとランニングコストが高くなる傾向にありました。
注入式低温プラズマ脱臭装置は、装置内に外気を取り込み、その外気をプラズマ放電することで発生させた活性ガスのみを臭気ダクトに注入するため、従来型のように放電電極がすぐに汚れてしまうことがありません。
これが本装置のランニングコストが抑えられる大きな理由の1つです。
5.事前にデモテストを行って効果検証が可能
様々な臭気に対して高い脱臭効果を発揮する本装置ですが、すべての臭気に対応できる訳ではありません。
デモ機がありますので、実排気を利用したデモテスト(脱臭テスト)を実施することが可能です。実排気でのデモテストにて、脱臭効果や最適な運転条件などの確認を行ってから実機を導入することを推奨しております。
どんな臭気にどの脱臭装置を使うかで、脱臭効果は大きく変わるのが脱臭装置の世界です。弊社では基本的にどの装置でもデモテストの実施を推奨しております。
6.火災による事故のリスクを低減
従来の通過式低温プラズマ脱臭装置は、排気に含まれる粉じんやオイルミストに汚染され、火災リスク、性能低下、更に、メンテナンスの頻度増という問題を抱えていました。弊社製品は、注入式なのでそれらの問題が発生しません。安心してご利用いただけます。
従来品のプラズマ脱臭装置と新型プラズマ脱臭装置の比較
注入式低温プラズマ脱臭装置と従来型の低温プラズマ脱臭装置に関して、6つの項目を比較しました。
装置名 | 新型低温プラズマ |
従来型低温プラズマ |
備考 |
---|---|---|---|
方式 |
注入式 |
通過式 |
|
粉塵、オイルへの耐性 |
〇 |
× |
新型はメンテナンスの手間や火災リスクを抑えられる |
活性成分量 |
>10^14 |
10^12 |
100倍以上の成分量 |
イニシャルコスト ※500CMM、係数 |
1~1.2 |
2~2.3 |
新型は40~50%のコスト |
電気容量 ※500CMM、概算 |
40kw程度 |
50~70kw程度 |
新型は60~75%kwのコスト |
設置スペース |
小さい |
大きい |
小さな発生体で大量の活性成分を発生する ことができる |