高温酸化触媒式 ETO脱臭装置
化石燃料を使わず、低炭素&省エネルギー!
小~中風量に最適な、電気式・高温酸化触媒脱臭装置
燃焼法の「臭気種類を選ばず高い脱臭効果」というメリットはそのままに、電気式により低炭素・省エネルギーを実現し、小・中風量(1~50m3/min)にも対応できます。
活性炭・スクラバー・燃焼装置のどれも決め手に欠けるとき、最大のコストパフォーマンスを発揮します。
ETO: Electric Thermal Oxidizerの略。
【動画で解説】高温酸化触媒式脱臭装置「ETO」
ETO脱臭装置の特徴
1高い脱臭効率
対象臭気を選ばずに、様々な臭気に対し高い脱臭効率80~99%以上を得られます。
燃焼法が苦手としていた小風量域1~50m3/minにおいても、燃焼法と同等の性能を発揮し、様々な工場及び事業所の臭気対策に非常に有効です。
●特定悪臭物質(22物質)全てに対応可能です。
(高濃度の場合、不向きなケースがあります。)
●活性炭が苦手な「高温度・高湿度」、「高濃度」、「アルデヒド系臭気」にも対応可能です。
●湿式スクラバーが苦手とする「有機溶剤系臭気」にも高い脱臭効率が得られます。
※ 有機シリコン化合物、有機リン化合物、タール、ダスト、有機金属化合物、 ハロゲン化合物、硫黄化合物などは触媒毒に該当しますので、対応濃度等の詳細はご相談ください。
2低ランニングコスト
高い熱交換率で排熱を回収、再利用します。その結果、条件によっては臭気を加熱する際に必要な消費電力及び電気代を、定格電力の1/4程度に抑えることができます。
※送風機の消費電力は除く
●5Nm3/min装置での年間コスト計算
3小風量域が特に得意
小風量の場合、直接燃焼法やRTOではイニシャル・ランニングコストともに高価となってしまいます。
ETO脱臭装置は、イニシャル・ランニングコストを抑えて、燃焼法と同等の脱臭効率を得ることが可能です。
こんなニオイにお使いいただけます
対象臭気
ETO脱臭装置は、様々な臭気成分、低~高濃度臭気に対応可能です。
活性炭脱臭装置が苦手とする
- 高温・高湿度の臭気に
- アルデヒド系臭気に
- 高濃度臭気に
活躍します。
適性風量
他の装置が苦手としていた風量域をカバー。
燃焼方式の脱臭装置が苦手とする「小風量域1~50m3/minの高効率脱臭」に有効です。
ETO脱臭装置のしくみ
ETO脱臭装置の性能データ
臭気成分・臭気濃度ともに、高い効果を誇ります。
スポーツ用品工場 溶剤臭対策
KALETO-030にて、スポーツ用消耗品製造排気からの溶剤臭を大幅に低減し、非常に満足して頂きました。
水産廃棄物処理工場 アミン系臭気対策
KALETO-N005にてクッカー排気からのアミン系臭気を大幅に低減し、周辺へのにおいは全く気にならなくなりました。
香料工場 香料製造排気対策
KALETO-001にて香料製造排気由来のシトラス系やフローラル系臭気を大幅に低減しました。
お客様による嗅覚判断としても満足の結果でした。
テスト装置で、脱臭効果を確認できます。
化学工場 排水処理設備排気 テスト結果
KALETO-0010にて2-ブチンを含む排水処理排気を処理しました。
商品仕様
1m3/minのデモテスト機をお客様の所に運び、実際の臭気で脱臭効果を確認することができます。
-
1m3/min テスト装置
-
工場内でもテスト可能です。
燃焼式脱臭装置とほぼ同等の性能を発揮しながら、燃焼式よりもコンパクトかつ軽量です。
型式 | 風量 | ヒーター消費電力 | 送風機消費電力 | 実稼働時消費電力 | 本体寸法[mm] | 重量 |
---|---|---|---|---|---|---|
KALETO-001 | 1Nm3/min | 8.5kw | 0.13kw | 2.26kw | 470W×825L×530H | 81kg |
KALETO-005 | 5Nm3/min | 24kw | 3.7kw | 9.7kw | 1000W×1870D×2105H | 1400kg |
KALETO-010 | 10Nm3/min | 36kw | 5.5kw | 14.5kw | 1100W×2500D×2740H | 2200kg |
KALETO-020 | 20Nm3/min | 70kw | 7.5kw | 25kw | 1210W×3200D×2790H | 3300kg |
KALETO-030 | 30Nm3/min | 100kw | 11kw | 36kw | 1210W×4200D×2850H | 4300kg |
※103/min以上では現場に合わせて組立が変わることが多いため、重量は参考値として見てください。