テルペン
元来は精油に含まれるC10H16の分子式を持つ炭化水素のことであったが、次第に包括内容が拡張され最近ではイソプレン(C5H8)の多量体およびその含酸素化合物をも意味する。植物体(まれに動物体にも)に広く存在し、精油の主成分をなす。
2量体のモノテルペン、3量体のセスキテルペン、4量体をジテルペン、6量体をトリテルペンと称する。とくにモノテルペン、セスキテルペンの含酸素化合物は香気を有するものが多数あり、香料として広く使用されている。
その他、スクワレン、ビタミンA、カロチノイド等有用な化合物が数多く存在する。
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