臭気判定士
改正悪臭防止法(平成8年4月施行)による臭気指数規制の導入に伴い、新たに創設された国家資格であり、悪臭防止法に基づく市町村の事務である臭気指数の測定について、市町村からの委託による測定業務を担当する。
臭気指数の算定の方法(平成7年環境庁告示第63号)に基づき、自ら正常な嗅覚を有して測定の対象とする試料の採取や希釈・調整、パネルの管理、判定試験の実施、結果の算定等の一連の測定業務に従事する者として、環境庁長官が発行する臭気判定士免状交付を受けている者である。
つまり、悪臭苦情対策や行政指導への対応を行うに際して、公的な測定数値を提示する必要がある場合には、臭気判定士による臭気指数などの測定が必要となる。
臭気判定士になるには、18歳以上(学歴、実務経験を問わず)であり、臭気判定士試験(筆記試験)と嗅覚検査に合格する必要がある。
臭気判定士試験は、におい・かおり環境協会が実施している。
【参考資料】臭気判定士パンフレット
臭気判定士は、臭気対策関係では唯一の資格であるため、脱臭対策に従事する者も多い。
臭気判定士の嗅覚は、正常な嗅覚を有するという試験をクリアすればよいため、非有資格者よりも優れた嗅覚を有する必要があるわけではない。
しかしながら臭気判定士の業務においては、臭気対策・臭気調査の現場に関わることが多いため、経験値により嗅覚が他者より発達することがよくある。
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- 工場の敷地境界線・排出口などにおける臭気測定
- 原因不明な臭気の調査・分析
- 事業所周辺悪臭苦情の解決
- 脱臭装置の選定方法 など…
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