嗅覚測定法
広義には嗅覚の閾値、強度、質、快・不快度を測定する方法をいう。
検知閾の測定には3点比較法、極限法、恒常法、5点比較法等が、認知閾の測定には、あらかじめ準備したにおいの質の記述後の中から選んでもらう方法が、弁別閾の測定では基準刺激と比較させ強い方を選ばせる方法等が用いられる。強度の測定では、0~5までの評定尺度、マグニチュード推定法等がある。においの質を測定する方法には、においの記述後を並べて選ばせる方法、自由連想法等が、快・不快度の測定には、通常、7段階か9段階の評定法が用いられているが、においの質と強度を考慮した「においプロフィール加算法」も提案されている。
狭義には、従来、嗅覚の官能試験法あるいは三点比較式臭袋法と呼ばれ、地方公共団体の条例や指導要領、環境庁の昭和56年度官能試験法調査報告書(環境庁大気保全局特殊公害課長通知)等で採用されていた方法を、平成7年度に悪臭防止法の改正による悪臭の測定方法の一つとしての採用に伴い嗅覚測定法と改称したのもをいう。
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