嗅覚閾値
嗅覚閾値とは⼈間がにおいを感じる最⼩濃度のことであり、閾値には検知閾値(絶対閾値ともいう)、認知閾値、弁別閾値がある。
- 検知閾値:何のにおいか分からなくても何かにおいを感知できる最小濃度
- 認知閾値:何のにおいか感知できる最小濃度
- 弁別閾値:主ににおいの強度について感覚的に区別できる最小濃度
耳鼻咽喉科では域値と表現する。
閾値の単位は、物質濃度として、ppm(1/100 万=10-6)、ppb(1/10 億=10-9)、ppt(1/1 兆₌10-12)などで表
される。
閾値は物質毎に異なり、例えばエチルメルカプタン(都市ガスのにおい)は0.0000087ppm、アンモニア(尿のニオイ)は1.5ppmである。
つまり、閾値が低いほど、その物質は薄い濃度でにおいが感知される。
閾値には個⼈差があり、⼀個⼈においても物質により感度の差がある。
閾値の低い⼈ほど嗅覚の感度が良いということが言える。
6段階臭気強度表示においては、検知閾値は1に、認知閾値は2に相当するとされている。
三点比較式臭袋法では、現場から採取したにおいの検知閾値を求め、そこまでの希釈倍数を臭気濃度として数値化し、悪臭防止法に規制基準として定められている。
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- 敷地境界線や排出口における悪臭規制基準値のクリア
- 周辺悪臭苦情の解決
- 脱臭装置の選定方法 など…
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