吉草酸
分子量102.14。
不快な酸敗臭をもつ。ノルマル吉草酸CH3(CH2)COOH、イソ吉草酸(CH3)2CHCH2COOH、エチルメチル酢酸C2H3(CH3)CHCOOH、トリメチル酢酸(CH3)3CCOOHの四つの異性体がある。
このうちノルマル吉草酸とイソ吉草酸は特定悪臭物質に指定されている。
ノルマル吉草酸は沸点187℃、融点-34.5℃、比重0.939、イソ吉草酸は沸点176.5℃、融点-37.6℃、比重0.938。それぞれの検知閾値は0.00010ppmおよび0.000053ppm、また敷地境界規制基準の範囲は0.0009~0.004ppmおよび0.001~0.01ppmである。
主な発生源として畜産事業場、化製場、でんぷん工場等がある。イソ吉草酸はT&Tオルファクトメーターの基準液としても用いられている。
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