ガスクロマトグラフ/質量分析計
混合試料の分離に有利なガスクロマトグラフ(GC)と物質同定に威力を発揮する(MS)とを結合した分析装置である。
GCで分離された成分を順次イオン化し、生成した各イオンの質量を二次電子倍増管で検出するものである。装置はコンピュータシステムで制御・解析が行われ、マスクロマトグラフ(MC)、選択イオン検出法(SIM)、ライブラリー検索、ミリマス測定などにより、物質の定性及び極微量分析を可能にしている。
イオン化法としては、電子衝撃法、化学イオン化法などが用いられ、質量分析計には磁場型(単収束、二重収束)、四重極型などがある。