次亜塩素酸水溶液と新型コロナへの効果について
2021.11.02作成/2022.01.19更新
昨今の新型コロナウイルス感染拡大防止対策として「次亜塩素酸水」のウイルス不活性化効果が注目されています。
独立行政法人 製品評価着技術基盤機構(NITE)は新型コロナウイルスに対する有効性の評価を開始しました。
今回は、次亜塩素酸でウイルス不活性化・除菌・消臭したい方向けに分かりやすく、簡単に解説いたします。
是非最後までご覧ください!
目次
①「次亜塩素酸水」とは?
「次亜塩素酸水は」次亜塩素酸(HClO)が主な有効成分です。
中性付近のpHで高い除菌効果を発揮します。
②「次亜塩素酸ナトリウム水溶液」との違いは?
「次亜塩素酸ナトリウム水溶液」は次亜塩素酸イオン(ClO-)が主な有効成分です。
アルカリ性のpHで高い除菌効果を発揮します。
さて、①次亜塩素酸水と②次亜塩素酸ナトリウム水溶液は名称が似ていて、間違えやすいのですが使用する際の安全性が変わってきます。
②次亜塩素酸ナトリウム水溶液はアルカリ性なので、目や皮膚に触れると炎症を起こしてしまいます。手袋、眼鏡等の保護具をするのがベターです。
対して、①次亜塩素酸水として消費者向けに販売されている製品で液性(pH)が中性に近い(正確には微酸性pH5.0~pH6.5)ものは、皮膚に触れても安全です。そのため次亜塩素酸水は手指の除菌に使うことが可能です。
ただし、メーカーによっては酸性度の強い製品もあるので注意が必要です。
購入して使用する際は「名称の確認」「液性(pH)の確認」を確認しましょう。
③ウイルス不活性化効果
次亜塩素酸水は各研究機関より、食中毒の原因菌の除菌やインフルエンザウイルスに対する不活性化効果があると報告されています。
一部の論文を貼っておきますのでご興味のある方はご覧ください。
・「インフルエンザウイルスA、食中毒原因菌に対する次亜塩素酸水の効果」(環境感染 vol.14 no.4, 1999)
・「マウスコロナウイルスに対する次亜塩素酸水の効果」(Exp. Anim. 63(2), 141-147, 2014)
ちなみにインフルエンザウイルスは新型コロナウイルスと同じ「RNA型エンベロープウイルス」に分類されるので、インフルエンザウイルスに効果のあった次亜塩素酸水も新型コロナウイルスに効果があると期待されています。
実際に効果のあった次亜塩素酸水の濃度について、論文中の実験条件では「インフルエンザウイルスAに対して次亜塩素酸水の有効塩素濃度50ppmで除菌効果があった」と記載されています。
購入して使用する際には「有効塩素濃度の確認」も重要なポイントです。
④新型コロナウイルスへの有効性について
製造が容易で安全性の高い次亜塩素酸水(広義)の新型コロナウイルス(COVID-19、SARS–CoV–2)に対する有効性の試験が大学や行政機関などで進められています。
次亜塩素酸水(広義)での使用をご検討されている皆様に、各種機関より発表された試験結果を下記にまとめておりますので参考にしてください。
2020年6月3日現在
2020.5.14 帯広畜産大プレスリリース
『新型コロナウイルスに対する次亜塩素酸水の不活化効果を証明』
→pH2.5、74mg/L(=74ppm)の次亜水を1:9で混ぜて効果を確認。1分間で99.99%以上のウイルスが不活化。
2020.4.15~ NITE『NITEが行う新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価に関する情報公開』
※NITEは経産省所管の独立行政法人です
→2020.4.30 第二回発表 「次亜塩素酸(電解水)は30~40ppmでウイルス感染価の4桁減少(99.99%)が認められた」
→2020.5.21 第三回発表 「電気分解以外で作られた次亜水(広義)もpHと濃度が同等以上であれば、理論上効果は期待できる」
→2020.5.28 第四回発表 「pH5.0、49ppm、ウイルス液:次亜水=1:19の比率で効果あり」以後、継続検討
※濃度等により結果が異なるため継続検討中(→そのため現時点では新型コロナへの有効性は確認されたとは言えない)
※詳しくはリンク内報道資料をご確認ください
2020.5.29 経産省より次亜水(広義)に関するファクトシートが発表されました
→空間噴霧について「消毒剤を常時噴霧で使用しないように注意喚起」(要約)
→次亜水の販売実態について 「ラベル等の製品説明において表示内容が不十分なものがある」(要約)
※上記は現在時点での既知の情報です。最新の情報は関係各社の報道資料をご覧ください。
⑤次亜塩素酸水を購入する際の3つのポイント
①~④の内容を踏まえ、次亜塩素酸水を購入する際のポイントは
- 名称の確認
- 液性(pH)の確認
- 有効塩素濃度の確認
上記の3つです!
次章でご紹介する弊社製品はこの3つのポイントをすべてクリアしています。
是非、ご確認ください。
ちなみに、本製品はご家庭だけではなく養豚場などの産業現場でもご使用頂いているプロ仕様です。
ご使用頂いている養豚場では雑菌由来の腐敗発酵による悪臭が問題となっていましたが、弊社製品を噴霧することにより菌の繁殖が抑制され、結果として脱臭効率90%という高い効果を発揮し、悪臭問題を解決することが出来ました。
⑥次亜塩素酸 除菌・消臭剤【 KalmorZADS–カルモアジアダス-】の3つの特徴
1.有効次亜塩素酸濃度200ppmの高濃度
2.イオンや有機物を除去した高精製水を使用しているためロングライフ※
3.産業現場での使用実績のあるプロ仕様の除菌消臭剤
※使用期限:未開封状態で1年。
KalmorZADS(カルモア ジアダス)は除菌/消臭有効成分の次亜塩素酸HClOの濃度が最大となるpH5.0~pH6.5の範囲に調整した次亜塩素酸を含む微酸性の水溶液です。
液性(pH)が中性に近い微酸性なため、日頃の除菌・消臭にも安心してご使用頂けます!
その他、嘔吐、生ごみ、トイレなどの除菌/消臭や、お部屋の空間の消臭まで生活の中で幅広く使えるプロ仕様の次亜塩素酸除菌消臭剤です。
次亜塩素酸は除菌効果が高い=不安定な物質なため、製品に使用する水にイオンや有機物などが含まれていると反応してしまい、実際に使用する際に必要な次亜塩素酸が足りなくなってしまいます。本製品はこれを防止するために高精製水を使用しているため、十分な次亜塩素酸濃度を保持しています。
導入製品・サービスについて
アルコールに代わる新型コロナウイルス対策品として有効性が確認された次亜塩素酸水。
Kalmor ZADSは高濃度200ppmを含有した除菌・消臭用次亜塩素酸水です。
製品仕様
・品名:次亜塩素酸 除菌・消臭剤 KalmorZADS(カルモアジアダス)
・定価:17,000円(税別)
・荷姿:20 Lキュービテナー(分注コック付き)
・容量:20 kg
・有効塩素濃度:200 ppm(製造時)
・pH:5.75±0.5(製造時)
・保存期間:未開封1年
・保管:風通しのいい冷暗所にて密閉、遮光して保管
推奨使用濃度
原液使用(200ppm):嘔吐/生ごみ/ごみ箱/履物の除菌・消臭
2倍希釈(100ppm) :ドアノブ/テーブル/手すり/トイレ/浴室等の除菌・消臭
原液:水=1:1で調製。
4倍希釈(50ppm) :空間除菌/衣類消臭/ペット臭対策
原液:水=1:3で調製。
※希釈時には原液を水で希釈してスプレー噴霧器等に入れてご使用ください。
※皮膚の弱い方は高濃度でのご使用はお控えください。
※上記はあくまでも目安です。状況に応じて濃度調整を行ってください。
使用上の注意
・加湿器等を用いた空間への常時噴霧はおやめください。
・スプレー容器などに移し替える際は、遮光性のボトルをご使用ください。
・酸性物質との接触により塩素ガスが発生する恐れがあるため、酸性物質との接触をお避け下さい。
・水で希釈後はできるだけお早めにご使用ください。
・スプレー容器等に移し替えた後ができるだけお早めにご使用ください。
・保管時は冷暗所にて、密閉、遮光して保管してください。
・金属やゴム製品へ向けて噴霧すると腐食する恐れがありますので、金属へ向けてのご使用はお避け下さい。
・飲料用ではございませんので口に含まないでください。
・噴霧場所に汚れがあると除菌消臭効果を発揮できません。汚れを落としてからご使用ください。
次亜塩素酸 除菌・消臭剤 【KalmorZADS-カルモアジアダス-】の購入方法
カルモアオンラインショップ「カルモアダイレクト」にて
ご購入いただけます。
カルモアでは除菌対策商品を複数種類取り扱っております。除菌商品の一覧はこちら↓↓↓
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