新工場建設時のニオイの発生予測と対策
東北地方のリサイクル施設向けETO脱臭装置の試運転作業に行って参りました。
3ヶ月ほど前にこのブログで簡単にご紹介しているのですが、誰も憶えていらっしゃらないと思いますので【こちら】をご覧くださいませ。
この案件は工場の改修事業の一部でして、カルモアでは脱臭装置納入のほかに、設計協力(臭気拡散シミュレーション)や消臭剤マイクロゲルRedの販売など様々な内容をお手伝いさせて頂きました。
担当者にお会いしたところいずれも好評とのことで、此方としてもうれしい限りです。
ETO脱臭装置の試運転は、たとえば送風機チェックや制御盤チェック、ダンパーチェックなど、半日かけてさまざまな項目を確認していく作業です。
また今回は寒冷地の屋外ということもあって、特別に対応する内容を含めてほぼ丸一日かかりました。この日はとても寒かったのですが、工場敷地内は改修仕上げの真っ最中でとても活況でした。写真で現場の寒さがお判り頂けると思います。
カルモアの脱臭装置試運転の中で最も重要なのが臭気測定(どれだけ脱臭できるのか)です。方法は三点比較式臭袋法であったり、ガスクロマトグラフ分析であったりと様々なのですが、それぞれの現場に適した内容・方法をお客様と話し合って決定しています。
きちんと脱臭されたかどうか、問題ないことを確認してからお客様へ引き渡します。
鋭い人ならここまでの話でお判り頂けたと思うのですが、現場での試運転は無事完了しているものの、まだ工場は完成しておりません。臭気が発生できる状態ではないため現場での臭気測定・脱臭効果確認はまた日を改めて実施の予定です。
・・・とはいえ、これ以上ブログで引っ張るわけにも行きませんので簡単に脱臭性能スペックだけ申し上げておきます。
ETO脱臭装置は触媒酸化方式の脱臭装置であるため、高い脱臭効率が得られます。
たとえば今回の仕様ですとアンモニアやトリメチルアミンを95%以上除去することができます。
通常の触媒酸化方式では高濃度のアンモニアやアミンがNOx(窒素酸化物)になってしまうのですが、今回は特別製であるため脱臭分解とNOx発生低減の両方を達成できる仕様となっています。
高濃度・小風量臭気のご相談があれば、比較的よく提案させていただく脱臭装置です。
弊社にデモ機もございますので現場テスト(有償です)をご希望でしたら是非お声がけ下さい。
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株式会社カルモア
東京都中央区新川2-9-5
03-5540-5851
https://www.karumoa.co.jp/
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