工場に臭気苦情が寄せられた場合「対策のプロセス」をお教えします
最近の問合せで多いのが、
工業地域といわれるエリアにマンションが建ち苦情が発生するパターンです。
つい最近までは、地場産業だから仕方ないという雰囲気もありましたが、時代の変化でしょうか。。。非常にこの様な問合せが多いのです。
なんだか、切ないような気もしますが、対策を実施する必要があります。
多くの工場担当者の方が悩むのが『何からしたらいいかということ』
読者の方だったら何からしますか?
まずは、臭気対策を実施している業者を選びましょう。
間違いのない臭気対策を導入する為には、まず臭気調査の出来る業者を探し、
調査結果を基に脱臭装置メーカーに問い合わせるのが得策かもしれません。
それでは、臭気対策の流れをご教示させていただきます!
①臭気濃度測定の実施
臭気濃度ってなんなのよ。
これは、臭気の強さを示す値です。臭気濃度100とは、100倍に希釈したらなくなるようなニオイを指し、臭気濃度10000とは、10000倍に希釈したらなくなるようなニオイを意味します。
因みに、筆者の私が嗅いだニオイで一番強かったのは。。。。
1600万でした。わおっ!
②拡散シミュレーションの実施
においの拡散シミュレーションができることを知っていましたか?
『においがどの場所でどれくらい臭うか』
ここが分かれば、臭気対策の大方の方向性は決まります。
敷地境界線やニオイで困っている方のお家での臭気をどの程度脱臭すればいいか、計算できてしまいます。
因みに、方向性が意味するのは、下記の事です。
・どんな脱臭装置がいいか。
・排気方法はどうすればいいか。
・初期費用はどの程度か。
・ランニングコストはどの程度か。
・どのような工事が必要か。
この時点で色々分かってくるので、
工場の担当者の方も、臭気に対しての知識がどんどん高まりますよ!
③選定した脱臭装置によるデモ試験
拡散シミュレーションを実施すると必要とされる脱臭装置が決定されます。
決まったからじゃあ早速装置設置しますか!とはなりません。
是非、導入前にデモ試験をしましょう。
④デモ試験の結果を基に脱臭装置の設計
デモ試験を実施する事により、
装置の仕様を明確にする事が出来ます。
明確化された仕様を元に装置設計をします。
⑤導入
装置を導入します。導入に際しては、搬入経路の確認、電気工事、水道工事、色々な施工管理が必要となります。
⑥導入後の効果確認
効果確認は絶対にした方が良いと思います。しかも、春夏秋冬で実施することをお奨めします。大気条件によって、臭気の拡散は変わります。十分にニオイを無くしたい場所でニオイを無くすことが出来ているか。しっかり確認しましょう。
大きく分けて6つのプロセスがあります。一年程度臭気対策のプロジェクトには期間を要します。
弊社は一括してコンサルティング出来ます。
もしお困りでしたらご協力出来るかもしれません。
お気軽に電話して下さい。
03-5540-5851
(株)カルモア 産業設備チームまで!
空気環境のことで
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カルモアでは、誰もがどこでも安心・快適な空気を吸えるよう、調査から対策まで、
問題解決のお手伝いをしております。些細なことでもまずはお気軽にご相談ください。