灯油やガソリンの臭いをプロ消臭、臭気判定士の消臭方法
(更新日 2022.01.18)
ストーブを使うときに灯油をこぼしてしまったことはありませんか?
ちょっとした振動で車の中に灯油をこぼしてしまったり、灯油補充の際に洋服やじゅうたんに付けてしまったり。
あるいは、ガソリンスタンドでの給油作業でガソリンを服にこぼしてしまったことはないでしょうか。
灯油・ガソリンの臭いは、洗濯やふき取りをしてもなかなか取れず、困りますよね。
そんな時のために!
ニオイ対策のプロ集団、株式会社カルモアの臭気判定士が考案する
【 灯油・ガソリンをこぼしてしまった際の消臭方法 】をご説明します。
ニオイの発生原理に基づき、安価で失敗のない消臭方法です。
目次
そもそも灯油のニオイって何?
灯油・ガソリンのニオイの原因となる主成分は、炭化水素と硫黄系臭気成分です。
「炭化水素」は灯油自体の主成分です。ニオイの強さとしては弱い部類ですが、主成分なので高濃度なニオイとなりやすいです。
「硫黄系臭気」はよく、温泉のニオイ、腐った卵のニオイ、などと表現されます。
「硫黄系臭気成分」は閾値の低い物質が多く、ごく薄い成分濃度でも嗅覚が敏感に感知してしまいます。
一度ついてしまった灯油は、拭いたり洗ったりして見た目には除去したように見えても、極少量残っている成分がいつまでも嗅覚に反応したり、炭化水素が木材や壁紙、コンクリートといった建材の中にまでしみ込んで少しずつ揮発してくるため、「灯油のニオイがなかなかとれない!」となるわけです。
灯油のニオイの消臭方法~臭気のプロ直伝2STEP
1.こぼれた灯油自体を除去
まず、エタノール(アルコール)をこぼれた面にかけ、布などでよく叩いて、浮かせ取りします。
エタノールには灯油を溶かして浮かす効果があるため、繊維などの奥に入ってしまった灯油を浮かび上がらせることが可能です。
市販のエタノール(アルコール)が手に入らない場合は、カルモア製消臭スプレー「マイクロゲル空気清浄剤」でも代用できます。マイクロゲル空気清浄剤スプレーは、エタノール濃度47%(vol/vol)を含有しています。
飲酒用のお酒を使うとお酒に含まれる含有成分由来の腐敗臭をかえって発生させてしまうため、飲酒用のお酒は使用しないようご注意ください。
また、火の近くや喫煙しながらの使用は絶対に行わないようご注意ください。
(ストーブはつけないで消臭作業!)
2.しみ込んだ灯油のニオイを消臭
次に、硫黄系臭気を得意とする消臭剤「マイクロゲルBlack」で消臭します。
他社製の消臭剤を使用する場合は、無香料のものをご使用ください。香り付き消臭剤の場合、一カ所に集中的に使用するとかえって芳香剤のニオイが取れずに悩まされることになります。
また、硫黄系臭気に向かない消臭剤を使用する場合、しみ込んだ硫黄系臭気と化学反応してさらに強いニオイにさせてしまう可能性がありますので、消臭剤の選定にはお気を付けください。
上記1・2の手順を何回か繰り返すと、より効果的です。
大規模・強烈なニオイの場合は臭気対策30年の当社にご依頼を!
カルモアは臭気のプロが調査分析から対策までおこなう『ニオイのプロ集団』です。
日々、臭気判定士などの有資格者が対策工事や臭気原因調査を請け負っております。
過去には数ヶ月間コンクリートに染み込みつづけたという、ちょっとした事件レベルの灯油漏出臭気の対応も経験があります。
染みついてしまった灯油のニオイにはカルモア独自のノウハウが必要です。
それから、悪臭原因は灯油とは限りません。あらゆる悪臭原因の調査が可能です!
「このニオイは一体何!?」
「嫌なニオイ、改善できるの??」
といったご相談では臭気調査をご提案しておりますので、併せてご検討を!
ニオイにお困りの際はどうぞお気軽にご相談ください。
まとめ
以上、今回は灯油・ガソリンのニオイを消臭する手順について紹介いたしました。
皆様のお役に立てますと幸いです!
なお、カルモアでは上記の消臭方法でご紹介した
1. アルコール入り消臭スプレー
2. 硫黄系臭気用 消臭剤マイクロゲルBlack
2点をセットにして【灯油をこぼしてしまった時用消臭剤セット】 として販売しております。
各商品の単体販売も行っております。よろしければお試しください。
ご紹介した商品は下記オンラインショップでもお買い求め頂けます。
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カルモアでは、誰もがどこでも安心・快適な空気を吸えるよう、調査から対策まで、
問題解決のお手伝いをしております。些細なことでもまずはお気軽にご相談ください。