とある石油プラントの定期修繕にて、脱臭炉が一時的に使用できなくなる為、その系統の臭気を消臭剤で可能な限り脱臭することとなりました。組成分析をし客先向けの消臭剤を開発します。
消臭剤マイクロゲルのラインナップは14種類あります。
悪臭を大きく分類すると硫黄化合物系、低級脂肪酸系、窒素化合物系、有機溶剤系、アルデヒド系…と大分類することが出来ます。
14ラインナップあれば、大方の悪臭に対応する事は可能です。
しかし、日本にある工場は12万事業所近くあり、製造過程で多種の臭気が排出されている事、また、人間の鼻は少なくとも1兆種類のにおいを嗅ぎ分けることができること(米科学誌サイエンスに掲載)から、消臭剤マイクロゲルのラインナップだけでは対応しきれない場合があります。
そんなとき、弊社ならどうするか。
弊社は対象臭気にあった消臭剤を開発します。
開発するまでのステップは4ステップです。
ステップ1 対象臭気を分析
対象となる臭気を分析します。三点比較式臭袋法による臭気濃度測定、ガスクロマトグラフィー(TCD,FID,ECD,FPD)などによる分析となります。
ステップ2 対象臭気の解析
それぞれの成分の濃度を確認し、それぞれの閾希釈倍数を算出します。
臭気濃度に対して閾希釈倍数がどのような割合を占めるか確認します。
ステップ3 消臭剤の開発
最も臭気濃度に寄与する成分に対して、効果的な成分を配合し消臭剤を作成します。
ステップ4 対象の臭気とのマッチング
作製後、実際に効果があるのかを確認します。
効果次第では、ステップ3に戻り再度ステップ4を実施します。
その様にして最適な消臭剤を開発していきます。
どうしても臭気問題が解決出来ない、そんな問題を抱えていたら是非カルモアへお問合せ下さい。
工場における臭気対策ノウハウの紹介:
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