【経緯】
今まで客先での除去データは多数ありましたが、
単ガス且つ他の臭気の影響を受けない状況下での除去データが少なかったので
改めて各単ガスにおけるデータ取りを実施しました。
また、各物質毎の除去率向上を目的とした新規開発薬剤の性能評価として、
実際に噴霧して評価試験を行いました。
今回はトルエン、酢酸エチルを対象とした除去データ取りを実施しました。
塗装工場ではお馴染みの疎水系臭気の代表格である有機溶剤臭気に焦点を絞りました。
実施方法は仮設装置を組立て、ダクト内で消臭剤を噴霧します。
噴霧前後で臭気を採取し、評価します。
噴霧条件や接触時間を様々変更しながら臭気を採取、評価していきます。
評価方法は、嗅覚測定及び定量分析を実施します。
まだ定量分析の結果は出ていませんが、嗅覚測定結果として、
新規消臭剤が既存消臭剤の除去率を上回る結果となりました。
また、既存消臭剤の除去率や単ガス毎の相性についても知る事ができました。
新規消臭剤の除去率は既存消臭剤の約4割向上しました!!
今までの実績から考えると、今後塗装工場などで活躍の機会が増えそうです。
また、除去率が向上することで私達も提案しやすく、お客様も安価に対策可能という、
最高の状態へ近づける事ができます。
定量分析結果が楽しみです。
次回は低級脂肪酸とアルデヒドを実施します。
VOC(有機溶剤)の臭気対策を解説:
工場における臭気対策ノウハウの紹介:
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