【経緯】
消臭剤マイクロゲルは1997年に発売を開始して以降、常に改善を続け、時にはモデルチェンジなども行いながら日々進化してきました。
産業界から排出される悪臭に対しての視線は年々厳しいものになります。
お客様から求められる価格・効果を満たすため、日々改善しています。
カルモアが誇る消臭剤マイクロゲルの新薬剤の開発が進んでいます。
それに伴い効果確認を行う日々。
今は、実機テストをする前のテーブルテストを日々行っています。
1つの化学物質を設定濃度に調整後、既存の型番、新型型番をおりまぜた10種類以上のものを同時にテストし
(バブリングテストといいます)
臭気判定士の嗅覚を用いて、ランク付けします。
この作業を繰り返しブラッシュアップしていき、1つの型番を作っていきます。
臭気は化学物質のため、臭気に含まれる成分ごとに特性がことなります。
水にとけやすいもの、酸化還元しやすいもの、
アルコールにとけやすいもの、中和しやすいもの。
様々な特徴を利用して、カルモアでは臭質に合わせたラインナップをご用意しています。
現在、新規に開発を進めているものは溶剤・塗装向けの消臭剤です。
溶剤や塗装臭に含まれる有機溶剤と呼ばれる臭気類は、
水にとけにくい性質をもっていますので元来、消臭剤ではとりにくい臭質の1つです。
ですが、消臭剤で臭気対策ができるようになれば、
いままで脱臭装置にかけていた数千万~数億円の費用が
数百万~数千万と、10分の1に抑えられるかもしれないのです。
現在も、有機溶剤(VOC)臭気に対する消臭剤ラインナップとしては、マイクロゲルS-VE、マイクロゲルC-NTと2種類をご用意していますが、
それらはやはり他の活性炭式脱臭装置や燃焼式脱臭装置に比べればまだ効果が弱く、効き目も不安定です。
溶剤・塗装臭向け消臭剤はお客様からの期待も大きく、
より良い商品をより良い価格で提供できるよう日々精進しています。
ご参考ページ:
工場における臭気対策ノウハウの紹介:
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問題解決のお手伝いをしております。些細なことでもまずはお気軽にご相談ください。