我が社の消臭剤は「マイクロゲル」といって、全世界で年間50,000tも使ってもらっている。まるで消臭剤界のマイクロソフトみたいなもんである。

他にも産業工場で使われている産業用消臭剤はたくさんあるが、おそらく名実ともにきっと日本一であり、もしかしたら世界一なのかもしれない。建設業界向け脱臭装置は、日本建材センターというところが毎年調査していて、我が社が毎年一位を獲得しているのだが、産業界でこういうところを調べてくれるところは少ない。

今回も消臭剤を導入しようと検討している超大企業での消臭剤スプレーテストが行われた。

延々とダクトを伸ばしていく。

ダクトの中にはこんなノズルがあって、消臭剤を微細なミストでスプレーしている。

それを臭気判定士が嗅覚測定で調査する。

排気は自動車部品の塗装排気臭。トルエン・キシレン・エチルベンゼン・酢酸ブチルなどが主成分だが、脱臭効率は７０～９８％となった。

たくさん吹けば９８％の除去率が出るが、それだったらランニングコストがすごいことになって、もっと良い方法がある。

塗装工場の臭気苦情が止まるギリギリの８５％脱臭を目指して、本格採用が決定した。

１０月から毎年８０００ｔベースで使用される予定だ。