九州のゴム製品工場でのお話し。
タイやマレーシアなどの東南アジアから輸入された天然ゴムは、素練りという工程を経てタイヤやチューブといったゴム製品に加工されていきます。
その素練り工程は非常に強烈な悪臭が発生します。
この工場でも住民苦情が発生しており、対策が急務となっておりました。
しかし、素練りという工程はゴムを金属でドッタンバッタンと突きまくるような工程を行うので、悪臭の局所排気が難しく、効果的な脱臭対策が難しいのが特徴です。
結果的に多くの工場では致し方なく外に排気し、苦情が出るままとなっております。
そういった大風量低濃度の悪臭対策に役に立つのが、産業用消臭剤であるマイクロゲルです。
排気ダクト中で、産業用消臭剤マイクロゲルを微細なミストでスプレーしていきます。
噴霧ユニットです。
臭気測定風景です。臭気判定士が臭気採取し、三点比較式臭袋法にて臭気濃度を算出します。
脱臭効果は80%でした。排気ダクトに消臭剤をスプレーする方式は、脱臭装置としては低い能力となります。しかし、もともと決して強烈な臭気でないゴムの練り工程臭気はこの程度除去すれば十分に苦情解消できるのです。
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