中水施設室内の脱臭対策は?
こんにちわ。名古屋出張中のエノです。
今日は、とあるサブコンの設計部向けにニオイと臭気対策について、30分程講義して参りました。まだまだ地方は都心と比べ、臭気対策の必要性認識が薄いですが、確実に臭気対策のニーズは増えて来ております。
地道なPR活動がいずれ大きな花を咲かせると信じ、要望があれば全国各地を飛び回ります!!
さて、今日の講義は商業施設における臭気対策が中心でした。
皆様、商業施設でニオイの出るところと言ったら、どんなところを思い浮かべるでしょうか??
一般の人に一番身近なところは、トイレでしょうか。他には喫煙室とかゴミ置き場とか飲食店付近とかが挙げられるんですかね。
今日のお話は、そう言ったメジャーなくさい所ではなく、マニアックなくさい所の臭気対策事例を紹介します。
臭気対策の玄人向けなマニアックなくさい場所と言えば、、、、、
そう!『中水処理施設室』です。
何だそれ?って思われた方、まだまだ素人ですね。あ~、やっぱり!って思われた方、業界関係者ですね。
念の為、簡単に説明すると、中水処理施設とは、水を再生利用する設備です。生活排水や汚水などを水処理して、再度トイレの洗浄水や庭園の散水などに利用するもので、飲み水などの上水と汚水などの下水の中間に属することから中水と呼ばれています。
そして、水を再度利用出来る様にする水処理工程にて、臭気が発生致します。
当然、元は汚水や排水ですので、腐敗したニオイや汚泥の様なニオイなど不快度の高い臭気が中水設備室に充満します。
バッキしている為、大部分は別途設けられている臭突管から脱臭処理されて屋外に排気されますが、問題になるのは設備室内。
マンホールから漏れ出たニオイが室内を充満し、部屋の排気をそのまま排出すると臭気苦情が発生してしまいます。
さぁ、そこで、お待ちかね。カルモアの出番です!!
カルモアで、この様な中水処理施設室の臭気対策を行う場合は、酸素クラスター脱臭装置を導入します。
部屋の給気ラインに酸素クラスター脱臭装置を設置し、脱臭剤である酸素クラスターイオンを設備室内に大量に充満させます。
すると、室内で酸素クラスターイオンとマンホールから漏れ出た臭気が反応し、ニオイ成分を無臭の分子に分解します。その結果、室内雰囲気が良好に保たれるのです。
室内雰囲気が良好に保たれている為、当然外に排出される空気を脱臭処理する必要がありません。室内作業空間が快適になるだけでなく、排気対策も不要にしてしまうなんて、何て画期的なシステムでしょう。
ちなみに、この方式。最近ですと、グラントウキョウノースタワー・日本橋サピアタワー・有楽町イトシアという名立たる再開発案件で続々と導入されています。
オシャレスポットは、臭気対策でも最先端をいく様です。
先日も、施主・設計立ち会いの元、ノースタワーの臭気測定を実施して来ました。
抜群の脱臭効果を発揮しており、一発で検収クリア。立ち会った皆様も安心して帰られました。
一般の人にはなかなか分かりづらい箇所かも知れませんが、設計者の隠れたこだわりによって、快適に余暇を過ごせる訳ですね。
そして、人知れずカルモア製品も快適な空気環境を提供すべく日夜頑張っているのです。
暦の上では春を迎えた様ですが、まだまだ厳しい寒さは残ってます。
くれぐれも風邪など引かれぬ様ご自愛下さいませ。
空気環境のことで
悩んでいませんか?
カルモアでは、誰もがどこでも安心・快適な空気を吸えるよう、調査から対策まで、
問題解決のお手伝いをしております。些細なことでもまずはお気軽にご相談ください。