近年活発化している生ゴミのリサイクル。
収集業者は破砕機で粉砕して、自治体の処理工場に持って行くケースが多いのだけど、その粉砕過程と保管過程で臭気苦情が起きる。
ここのリサイクル工場も、生ゴミの腐敗臭で住民苦情を起こし、行政から非常に強い姿勢で対策を求められているところ。
現場に着き、車から降りた途端に悪臭に包まれる。
おもわず顔をしかめつつも、工場内を見て回る。
バイオマス系、生ゴミリサイクル工場の対策はさんざんやっているので、別にどってことない臭気問題。
抑えるべきところを抑えれば、簡単にこの臭気は消せるのである。
生ゴミを取り扱う施設の脱臭をするには、しっかりとした密閉化と適切な技術選定が大切。
ここは酸素クラスターイオン方式で行うことにした。ゴミ関係の実績は国内だけでも3000箇所以上ある実績抜群の脱臭方式である。
あとはそれをどうやって設置するかで、既存の設備をうまく使って、あーだこーだと取付方法を現場で検討。
取付も決まり、だけどダクト工事とファン工事までの3週間の間、何とか臭気をたもたないといけない。
そこでマイクロゲルの登場。マイクロゲルS-BF8Nを場内に高圧洗浄機で噴霧する。上向きに噴射して、細かい霧雨を降らす。
20Lほど噴射して、みんなで場内に入る。
専務も常務も担当者も、入るなり目を開いて驚く。
「この中が、こんなにニオイがないのは初めてだ!」
マイクロゲルの瞬間消臭力は僕でも驚く。
空間の臭気を瞬時に取る力は、色々な技術的ノウハウがあってここでは書けないけど、とにかく臭気が取れた時の取れた感は桁違いである。
ただ一つ消臭剤法には欠点があって、時間が経つとまた臭気は戻ってしまうのである。
なので、こういった施設の臭気が最も濃くなる朝一番に使い、その後は休憩中とか最後に使うといった形と、脱臭装置の併用が最も有効な脱臭対策なのである。
我が社の臭気対策コンサルテーションを利用していただき、コンサル後、数日で苦情が収まったということで、満足のいく仕事であった。
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