マンション丸ごと脱臭
先日、40日間に渡る長期の脱臭作業が終わりました。
新宿の高層ビル群に隣接したとある高層マンションの住戸を丸ごと全部脱臭するという大仕事。
もし、他社でオゾン脱臭機の台数はあるというところがあっても、167戸という住戸数を1ヶ月で脱臭するノウハウは恐らくないでしょう。
20年間「ニオイ」に向き合ってきたカルモアだから出来る仕事なのではないかと思っています。
今回対象となった臭気は、下水臭。
原因は「封水切れ」。
マンションでは、この「封水切れ」という現象が発生する事があります。
「封水」とは、排水設備の配管の途中に設けられ下水道の悪臭やガスが屋内へ侵入するのを防ぐ器具や装置、またはその構造を持つ装備を指します。
排水トラップとも呼ばれ、害虫やネズミなどを進入させない罠の働きもしています。
排水トラップとも呼ばれ、害虫やネズミなどを進入させない罠の働きもしています。
この封水が切れることを「封水切れ」と言いますが、そうなると猛烈な下水臭が部屋の中に充満し、それを放置すると部屋に下水臭が染みつくという非常に厄介な結果となります。
このマンションもお客さんへ売り出す前に多くの住戸で臭気が染みついてしまい、このままでは、部屋を売り出す事ができないと臭気対策を実施する事になりました。
今回、カルモアに声をかけてくださったのは以前、仕事をご一緒させていただいた方。
以前違う現場でお仕事させていただいた経緯に加えて、今回の対策が大規模で特殊脱臭である事。
この信頼と期待が、カルモアに再び声がかかった理由だというのはなんとも嬉しい。
一度お仕事をさせていただいた方から再びお仕事の話を頂く、それはカルモアの仕事に、自分の仕事に、満足をしてくれた証。
これがコンサルタントとして幸せを感じる時。困った顔を笑顔にしたくて日々走り回っているのですから、
「この人に頼んでよかった。また何かあったらお願いしたい。」
なんてコンサルタント冥利に尽きるじゃないですか。
さて、脱臭作業では、24部屋に一気に脱臭機を設置し、数時間おきに臭気判定士が臭気を確認して脱臭機の配置を変えてゆきます。
この作業を1戸あたり5日間行い、5日後には下水臭が感じられないところまで持っていくのがゴールです。
この作業を7サイクル。
ひたすらマンションを歩き回り、部屋の臭気を嗅ぎ続けます。
1日が終わる頃には歩いていました。15000歩。
皇居のお堀を走らなくても、脱臭作業でマンション内を歩いていれば、勝手にウォーキングが出来ちゃいます。
1つのサイクルが完了すると、ニオイの強度をニオイセンサーで測定し、問題がない数値まで臭気が落ちている事を確認します。
今回のこの作業。5月から脱臭を開始致しまして、先日ついに167全戸の脱臭作業が終わり、全戸のニオイを低減させることができました。
ひたすら脱臭をするという長く地道な40日間。
毎日毎日、明るく声をかけてくれた現場の方々。
脱臭完了後、笑顔を見せてくれたお客さん。
毎日毎日、明るく声をかけてくれた現場の方々。
脱臭完了後、笑顔を見せてくれたお客さん。
「ありがとう。また何かあったらお願いするよ。」
こちらこそ。その言葉、ありがとうございます。
その一言でコンサルタントの気持ちは強くなる。
その一言でコンサルタントの気持ちは強くなる。
「また喜んでもらえる仕事をしよう。」
いい仕事ってこうして生まれるんだ。
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