化学工場におけるVOC臭気の対策
こんにちは。小澤です。
しばらくぶりに書きます。
今日のお客さんは関西にある化学工場です。
沢山の配管が走っており、扱っている原料も
様々です。
その中で問題になってしまっている『VOC』の臭気。
これをカルモアで何とか出来ないかと言うことで現場で
コンサルテーションを実施。
工場内の風景基本的に人の気配がなく配管や槽だらけの妙なプラントです
現在、VOCの臭気対策は有効な選択肢が少ない為、
数多くの新規な脱臭装置が出てきています。
その中から最適な脱臭装置を選ぶのは
お客さんにとって非常に難しいものです。
今回のケースではヒアリングの段階で、高濃度小風量のVOC
であることが分かっていたので、おそらく燃焼法のなかでも
高温酸化触媒(水谷が前回取り上げたもの)しかないのでは、
との予想をたててコンサルテーションに臨みました。
まずはVOC濃度を調査するため成分分析をします。
ニオイセンサーとVOCセンサーも併用しながら
臭気ピークのタイミングを見ます。
成分分析のための
サンプリング風景。
僕が持っているのはVOC計で
左に2つある箱のような
ものがサンプラーです。
VOCの分析結果が出たら今度は高温酸化触媒のデモテストを
行います。
高温酸化触媒のデモ機。
木の台座に乗っていたりと
見た目は脱力系ですが
中身は多くの技術が詰まった
優れものです。
高温酸化触媒の利点は
鄯) 燃焼方式だから脱臭効率が高い
鄱) 電力による脱臭方式だから小型化が可能
鄴) ON/OFFと温度設定のみの単純な操作
なのでデモテストも電源さえあれば簡単に出来てしまいます。
ちなみに今回のデモテスト結果は
脱臭効率で94%となりました。さすがです。
この結果を受けて、お客さんも
あきらめかけていた臭気対策に希望が見えた
と大変嬉しそうでした。
工場の臭気対策コンサルテーションや成分分析、
脱臭装置のことならカルモアまでお問い合わせ下さいませ。
ご参考ページ:
工場における臭気対策ノウハウの紹介:
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