こんにちは、神谷です。
最近「エコ」という言葉が流行っていますが、色んなエコがありますね。
「車のエコ替え」ははたしてエコなのか…などと考えたりすのですが。。
そんな中、私達がよく関わっているエコは、「堆肥化」です。
養豚や養鶏場などはどうしても糞尿が出てしまって、堆肥化する必要が出てくるのですが、これがそうとうな悪臭が出てしまうのです。糞尿を発酵させて肥料にするのですから、当たり前かもしれません。
豚肉はおいしい、にわとりの卵は食べたい、でも糞は出てしまう、堆肥化しないといけない…。悪臭が出てしまうのはしょうがない、誰かがやらなくてはいけないのです。
しかし、しょうがないと言っては、近くの住民の方は困ります。そんな時、私達臭気判定士は出動します。
堆肥化施設からの臭気は主に、アンモニア、硫化水素、メルカプタン類、低級脂肪酸。
発酵が順調に行われていればアンモニアしか発生しないのですが、どうしても他の臭気も出てきてしまいます。
しかも、長距離まで飛んでいって苦情の原因となってしまう臭気もまた、アンモニア以外の臭気なのです。
近くで嗅ぐとアンモニアの強烈な刺激臭でアンモニアばっかりが気になってしまいますが、アンモニアは空気よりも軽く、すぐ拡散していくので問題になりにくいのです。
消臭剤マイクロゲルのラインナップの中には、堆肥化施設から発生する臭気に対して、非常に効果の高いものも揃えています。それは…
マイクロゲルC-PCLは硫化水素などの硫黄化合物や低級脂肪酸といった腐敗発酵臭気に対して高い脱臭効果を得ます。
この無臭の消臭剤を反応槽で噴霧し、臭気と接触させることで脱臭が可能となるのです。
某養豚場の堆肥化施設に導入されたマイクロゲルスプレーシステムはこちらです。
装置のとなりに大きなドラム缶が2つありますが、これは養豚場内に転がっていたドラム缶をそのまま反応槽として使用したものです。臭気をドラム缶に引き込み、ドラム缶内でマイクロゲルを噴霧し、臭気と薬剤を十分接触させることで、高い脱臭効率を得ました。
その数値は86.9%。
装置自体のイニシャルコストは元々安価ですが、ドラム缶を反応槽に再利用したことでさらにコストを抑えることができました。
◆低コストで高い脱臭効率◆
この2つのキーワードを同時に実現できるのはマイクロゲル以外にないと考えます。
堆肥化施設臭気でお困りの方、是非お問い合わせ下さい!
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