とうとう寒くなってきましたね。寒いのは苦手でしょうか?
寒さを感じると、全く暖まらなかった大学時代のアパートでの生活を思い出します。
いつも部屋の中でコートを着用していました。神谷です。
今回はアスファルト臭の対策です。
アスファルト材を製造する上でどうしても臭気は出てきてしまいます。
それは、アスファルトは冷やすと固まる為、加熱しながら加工する必要があるのです。加熱時はどうしても臭気が発生します。
アスファルト製造工程からの排気に対し、消臭剤マイクロゲル噴霧装置が導入されましたので、ご紹介致します。
その工場に対しては去年の今頃、臭気対策コンサルテーションを実施致しました。
臭気対策コンサルテーションによって、工場の中で周辺影響を及ぼしている排気の順位を把握し、どの排気から対策すべきか、どのような対策を実施すれば苦情を抑えられるのか等を調査致しました。
その結果の臭気影響度1位の排気に対して、消臭剤マイクロゲル噴霧装置が導入されました。
臭質としては、アスファルトが少し焦げたようなニオイ。鼻感では硫化水素が支配的になっているかなと感じますが、成分分析では、硫化水素はそれほど高い濃度ではないとのこと。ニオイってやはり難しいですね。単独成分の排気だったら臭気対策は簡単です。しかし実際は様々な臭気成分が複合して、1つのにおいが形成されています。
その点消臭剤マイクロゲルは、臭気をまず吸着し、その後両性の反応基で結合・反応し、脱臭する原理であるので、複合臭に対して高い脱臭効果を発揮します。無臭の消臭剤であるマイクロゲルは、他のニオイでマスキングするという消臭剤とは違い、臭気濃度を低減させます。http://www.microgel.jp/
脱臭装置は臭気濃度をどの程度低減させることができるかで、その性能が決まります。その低減率は「脱臭効率」と言われ、以下の式で計算されます。
脱臭効率(%)=
(原臭臭気濃度-出口臭気濃度)÷原臭臭気濃度×100
アスファルト臭に対しての消臭剤マイクロゲル噴霧装置に採用しているのは、マイクロゲルC-PCL。
結果、最適な噴霧条件を調整し、消臭剤マイクロゲル噴霧装置の脱臭効率は90%となりました。
臭気濃度40,000→4,000。
【導入された装置と臭気採取風景】
100m3/minを超えるような大きな排気風量を対策する場合、脱臭効率90%という高い能力を持ちながら、低コストの脱臭装置は消臭剤マイクロゲル噴霧装置以外にないと思われます。
マイクロゲルは消臭剤である為、苦手なニオイもありますが、臭気にぴったりはまると他の脱臭装置の追随を許さないコストパオーマンスを発揮します。
一度ご相談頂ければと思います。
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