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株式会社カルモア海外市場開拓部臭気判定士の大道です。
2020年4月より弊社では海外市場開拓部が設立され各国の臭気対策に挑んでおります。
目次
コロナ渦でも試験はできる
2020年10月初旬より一週間ほど台湾にて酸素クラスター除菌脱臭装置の試験を実施しました。
台湾は弊社初進出となります。
例年であれば、
臭気問題があれば国を問わず現場にお伺いし現場試験の段取りをします。
しかしながら、このコロナ禍においては海外出張が出来ません。
今回の現場に関しても試験を実施しお客様にまずは効果を実感していただくスタンスは一切変わりません。
お話を頂いてすぐに酸素クラスター除菌脱臭装置のデモ機を台湾へ輸出し、
現地のパートナーカンパニーの方へテレビ電話を介して、
設置位置や試験方法をレクチャーし試験を実施しました。
お話を頂いてから1週間以内には現地で試験を開始できる状態となっておりました。
酸素クラスター除菌脱臭装置で排水処理臭に挑む
今回の台湾の案件は、
中央指令室に排水処理施設からの臭気が流入してしまうという問題を抱えておりました。
排水処理施設からの臭気は、
一般的に硫黄化合物系臭気である「メルカプタン」「硫化水素」が主な原因と推察されます。
弊社の酸素クラスター除菌脱臭装置は排水処理臭に対して多くの実績があります。
従って、今回の台湾の案件においても酸素クラスター除菌脱臭装置が最適だと判断しました。
酸素クラスター除菌脱臭装置の脱臭原理
因みに酸素クラスター除菌脱臭装置は、空間の酸素をイオン化し且つそのイオンを集積体とします。
一般的にイオン化された分子は不安定となる為、
安定する為に他の分子にくっついていく性質があります。
酸素クラスターイオンに関しては、不安定状態で臭気成分にアタックし、
臭気成分を分解していくイメージをしてもらうといいかもしれません。
台湾初!酸素クラスター除菌脱臭装置試験実施!
空間の気流を把握した上で装置を設置する必要はありますが、
そもそも酸素クラスター脱臭装置自体が見た目よりは小さくコンセントに接続すればよいだけなので、
酸素クラスター除菌脱臭装置による試験は割と実行に移しやすい試験となります。
寸法は599mm×141mm×157.5mm、電気容量は 40w、重さは5.0kgとなります。
試験方法は至ってシンプルです。
中央指令室の中央部分を扉で仕切ることが出来たので装置を置く部屋と
そうでない部屋におけるニオイの差を現場の方に確認していただく試験を実施しました。
その効果は??
一週間ほど前に台湾より入電。
「効果は歴然」との連絡を頂きました。
ニオイは見えないこそ、効果を体感して頂けてとても良かったと思います。
この製品関しては、
他の脱臭装置と違って見いないニオイを見えないイオンで除去するという脱臭が行われております。
見えないからこそ、いくら実績があったとしても嗅覚でお客様に効果を体感頂くことは、
お客様に安心して脱臭装置を導入していただく上でも大切なこととなります。
コロナ禍でも全世界対応できる自信を得た
この案件はコロナ禍でも各国で試験ができるという自信を獲得することのできた案件でした。
この案件が上手くいった後、
中国においても遠隔で現地の人をパネルとして臭気濃度測定を実施することが出来ました。
現代のテクノロジーを駆使すれば現場に行かなくとも、
問題解決をある程度のところまで進ませることが出来ることが分かりました。
コロナ禍がいつ終わるか。
不安ではありますが今できる方法で世界の臭気問題解決に向け歩みを進めていこうと心に決めました。
以上
株式会社カルモア海外市場開拓部リーダー 大道友也(臭気判定士) | |
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社歴10年。ニオイ関連の仕事と合わせてロードバイク製品の事業も展開中。 |
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