この記事にご訪問頂き誠にありがとうございます。
株式会社カルモア海外市場開拓部臭気判定士の大道です。
2020年4月より弊社では海外市場開拓部が設立され各国の臭気対策に挑んでおります。
目次
硫黄化合物系臭気は嗅覚閾値が低い
この週末に箱根の大涌谷へ旅行して参りました。
大涌谷と言えば温泉卵、温泉卵と言えばあの独特のニオイ。
そう、俗に言う硫黄のニオイ。
箱根ロープウェイで大涌谷へ着くと、
山肌は黄色く硫黄化合物系のにおいがプンプン香っておりました。
危険予知の為に感じやすくなっている
箱根ロープウェイのサイトを確認すると、
大涌谷で臭う臭気成分は二酸化硫黄（亜硫酸ガス）、硫化水素と記載がありました。
硫黄化合物系臭気の嗅覚閾値はとても低く、我々の鼻で臭いを感じやすく設定されております。
これは、火山が噴火した際などの緊急事態に即座に逃げられるようにするためと言われております。
なので、火災の際に発生するアルデヒド類の臭気に関しても嗅覚閾値は低くなっております。
さて本題です。
中国やタイでのゴム臭気への対応
加硫工程は苦情問題に繋がりやすい
ゴム工場においては、加硫工程と混練り工程があります。
加硫工程は嗅覚閾値の低い硫黄化合物系の臭気成分が発生します。
因みに硫化水素の嗅覚閾値は、 0.00041 ppmとなります。
つまり 0.00041 ppmの硫化水素が存在するだけで人は臭気を感じてしまいます。
因みに悪臭の代表格であるアンモニアは1.5ppmです。
この嗅覚閾値からわかるように先ほどの大涌谷の話の様に、
硫黄化合物系臭気はとてつもなく人間の嗅覚に検知されやすいのです。
従って、硫黄化合物系臭気を発生させる加硫工程を持つゴム工場の周辺では
臭気苦情が頻発しやすくなります。
中国やタイでも苦情が発生している
中国やタイのゴム工場現場においても、硫黄化合物系臭気で苦情が発生しており、
弊社代理店にて対応させていただいている状況です。
加硫工程の場合、ガス成分に硫黄化合物系臭気が含まれる為、
燃焼装置などの装置を導入すると酸が発生し、機器を腐食する為、
そのような装置は導入しづらいのが現状です。
ゴム臭対策こそ消臭剤の出番だ
そこで弊社では、
加硫工程から発生する臭気成分に特化した消臭剤マイクロゲルを開発し現場に導入しております。
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導入製品・サービスについて
圧倒的な消臭能力とコストパフォーマンス。
業界を問わず、世界の様々な工場で使用されている産業用マイクロゲル。日本のみならず世界11か国での使用実績を誇ります。
試験を重ねること
試験を重ねることで消臭剤の添加量や噴霧量、噴霧する為に必要な噴霧ノズルの数、
消臭剤を圧送する為のポンプの仕様を策定していきます。
また何よりも現場の方に脱臭前後の臭気をご確認頂き、
安心して弊社のソリューションとなる製品を導入いただける様に心掛けております。
それはどこの国でも変わることない弊社のスタンスとなります。
この記事をお読みの方で同様の問題を抱える方がいらっしゃいましたら、
弊社海外市場開拓部へお問い合わせください。
丁寧な対応の大切さ
ロープウェイの窓口で係員の人の仕事振りを眺めておりました。
美しい光景を目の当たりにしました。
それは、日本語と英語の通じない海外のお客様に対して、
窓口の係員の方が一生懸命に筆記を利用しながらチケットの購入方法を伝えている光景でした。
この旅行者の方からしたら、
旅先でそのような優しい対応をされたとても良い思い出になるだろうな思いました。
一つ一つのことに対して丁寧に対応することは、
人の記憶に残るとても大切なことなんだと身につまされました。
私自身もそのような姿勢で各国で生じている臭気問題に携わっていこうと思います。
以上
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株式会社カルモア海外市場開拓部リーダー 大道友也（臭気判定士） |
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| 社歴10年。ニオイ関連の仕事と合わせてロードバイク製品の事業も展開中。 |
海外の臭気対策でお悩みの方、お気軽にお電話ください。
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