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臭気判定士の激闘

創業30年、実績90,000件以上。カルモア臭気判定士によるニオイの現場レポート。

臭気対策の中で…

今日はクリスマスイブです。

 

そして気がつけば年末年始。今年はあっという間の1年だったような気がします。

と、少々哀愁漂っている公裕です。

 

今回は、最近の臭気対策で良く思う事をお話しします。

特に今年は、厨房排気臭、ゴミ庫の臭気、臭突管の臭気など様々な対策をしてきましたが、特に多かったのは苦情からの対策でした。

 

しかも、何故今まで数年、時には20年以上何事も無かったのに、今となって急に苦情になった案件です。

 

近くにマンションが建築されたから等はよく分かります。

しかし、何の変更も改修もないのに突然臭気苦情が発生し、対策を求められるケースとは何なのでしょう?

 

僕なりの予想ですが、一つの要因としてあるのは近隣住民、近隣施設へのコミュニケーション不足では無いのかなと思っております。

 

昔は、工場、店舗等は周辺住民、周辺地域でコミュニケーションがあり、そこにコミュニティが成り立津事で多少の臭気があってもみんな許してくれていました。

しかし、最近は近所へのコミュニケーションが少なくなり、希薄な関係になっています。

 

そうなると当然、周辺の出来事に関しては他人事になり、自分の生活空間に邪魔、迷惑、不快と思うことにはシビアになっています。

 

そして、今まで放置されていた事が問題となり、苦情となるのではないかと思います。

 

実際、現場に行って、お客様の話を聞くと、苦情の出先は近所というのが殆どです。そして、大体は近所付き合いが上手くいっておりません。

 

その中で、対策をとるカルモアはかなりシビアな部分を求められます

 

臭気対策をする = その苦情を背負う事になります。

 

その為、カルモアはしっかりとしたコンサルや設計をし、施行する事で客先の問題を解決してきました。

 

すると不思議なことに、今まで険悪な客先と付近住民等がこれを機にコミュニケーションが上手く計れることもありました。

 

そんな時は僕らも嬉しいですが、今思うと少し切ない気分にもなります。

 

当然、我々も商売ですので、この様な仕事もうけますが、もっと周りの人と上手くやることで、本来脱臭装置は必要が無い時もあるのかなと…。

 

そう考えるとカルモアの仕事は臭気対策だけでなく、それを機にこじれた関係を修復する事も出来るのかなと思う今日この頃です。

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