2017年も暑くなって参りました。
この春~夏にかけて中国に滞在した時間が多く、
お陰様でけっこう中国語を教わってきました。
そろそろローカル飲食店に一人で行けそうな気がします。
今回は中国での臭気対策の話を幾つか書こうと思います。
まずは、このたび上海の展示会『Metal + Metallurgy China 2017』に出展したご報告から。
この展示会には鋳造関係のビジネスマンが多く来場するということで、
日本での鋳造臭気対策実績をもとにさまざまな商品・サービスをご紹介するのが目的です。
中国の臭気対策は日本と比べたらまだ黎明期ですが、
法規制が急に整備されたことなどから需要はとても多いです。
今回、カルモアは出展サポートという形態で無告知だったにもかかわらず
4日間でかなりの数のお引合いをいただきましたので、今後のフォローが忙しくなりそうです。
さらに、なかなかお会いできない御取引先様とも
奇跡的にお会いしてお話することが出来まして、期待以上の収穫でした。
次の展示会は事前予告できるかなと思いますので、
もしご縁がありましたら是非いらっしゃって下さい。
続いては上海市内の工場での消臭剤スプレーテストです。
金属部品の防錆加工をしている工場で消臭剤マイクロゲルの噴霧テストを実施してまいりました。
溶剤系の臭気なのですが新規消臭剤が活躍してくれました。
現地ローカル企業の臭気対策は、ここともう1件で実施してきたのですが
日本とは異なり『臭気とは何か?』というような基本的なところから話を展開することになります。
根気がいる一方で信頼関係が築ければとてもスムーズに進みますので、
中国では特に現場重視で取り組んでおります。
中国の現場ではニオイセンサーPOLFAも好評で、全部で3台の納品が決まりました。
ちなみに現場で使う資材は下の写真のような街で購入します。
日本のホームセンターのような店舗は少ないため、問屋街のようなところへ行きます。
街中をぐるぐる回って必要な物を買いそろえていきます。
配管資材、電気資材、工具、水回り用の機器などなど。
写真のような景色の小型店舗がズラ-っと並んでいます。
帰国後に地図を見たところ、350×800mという凄まじい規模の問屋街でした。
この問屋街は完全に問屋(2Fは住宅)のみで、飲食店も食品売店もありませんでした。
各店舗はまさに玉石混在といった感じで、探す時間は掛かりますが見るだけでも楽しいです。
昔の日本にも似たような場所があったのでしょうか。
夏は臭気苦情が増え始めることもあり、国内外を問わず頻繁に臭気対策のご相談を頂きます。
特に産業工場の臭気対策はプロセスもスピード感も求められますので
臭気苦情が発生した際の初動対応がとても大事です。
臭気対策の初期検討に必要不可欠な拡散シミュレーションソフトは、
ことしから新しい仕様で取り組んでおります。
数ある特長のなかでも特に様々な条件を想定して計算できることが最大のウリです。
新バージョンでの拡散計算実績も増えてきましたので、今後徐々にWeb上で案内をしていきます。
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カルモアでは、誰もがどこでも安心・快適な空気を吸えるよう、調査から対策まで、
問題解決のお手伝いをしております。些細なことでもまずはお気軽にご相談ください。