先日ある食品工場の排気ダクトにて、お客さまより臭気測定の依頼をうけて訪問しました。
この工場は悪臭防止法の規制基準値が定められておらず、臭気指数を測定した経験がなかったため、一緒に現場のダクトを観ながら採取準備をしていきました。
幸い、丁度良い点検口があったので、そこを臭気採取地点に決めて機材を設営、あとは排気さえ出ていればいつでも採取可能です、という状態まで数分で仕上がりました。
しかし!!
ファンが回っているからといって、すぐに採取してはいけないのです。
下の写真をご覧になれば理由をお判りいただけると思います。
これは当日の設営機材のひとつ、ニオイセンサーPOLFAです。排気ダクトからPOLFAへ臭気採取用チューブを繋ぎ、1バッチ間、連続的に臭気を計測したときの写真です(約4min)。
画面の上半分が臭気の時間変動グラフなのですが、ラクダのコブのように上がったり下がったりしているのがわかると思います。これは臭気が短時間で強弱に大きく振れていることを表しているのです。
この臭気の強弱のグラフをお客様に確認して頂いたところ、工程の一部と連動して臭気が強めに発生するということがすぐ判明しました。サンプリングのタイミングを再協議し、次の工程で無事臭気採取を行うことが出来ました。
このように、臭気のピークや変動を把握してから臭気を採取することで、目的に沿った測定を行うことにも役立つのです。
例えば臭気ピークで採取すべきか、全体を平均化するように採取すべきか、などは、その先に設定した測定の目的に対して臭気採取方法を決めます。このため臭気変動があるか無いか、どの程度なのかを臭気測定器で予め知っておくことはとても重要になります。
測定業者さまにも是非一度ご検討いただきたいです。ニオイとの相関も軒並み好評ですし。
ちなみに、こちらのお客様は、ニオイセンサーPOLFAについても興味を持って下さり、
後日、POLFAレンタル→ご購入という運びになりました。
ニオイセンサーが活躍する所を観たので、欲しくなってしまったのでしょうか。
皆様の周りでもきっとPOLFAは役に立てると思います。有償レンタルも行っておりますので
是非ご検討をお願いします!
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https://www.karumoa.co.jp/
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