「シックハウス症候群」という言葉は今ではそこまで珍しい単語では無くなりました。
国内においては、現在、国土交通省が平成15年7月より、1つの指針として、
公共建築物における人体への影響を考慮し、建築後(一部改修工事を含む)竣工前に
シックハウス測定を行うことを義務づけました。
しかし、民間の建物やマンションなどの住居では義務はありません。
一方で、建築材料の進化に伴い、指針の対象物質であるホルムアルデヒド等の物質は
使用されなくなってきており、指針値を超えるような結果が出ることは少なくなってきました。
しかし、それに変わる化学物質が使われることで、指針値をクリアしても、
アレルギーを起こしてしまうという現象は、減っていません。
その為、最近では、「シックハウス症候群」から「化学物質過敏症」という症状名で表現されることが多くなりました。
化学物質は沢山ありますが、このシックハウス測定においては、主要6物質を含めた13物質しか、物質特定をしていません。
その為、それ以外の化学物質の量を測定するには、「TVOC」という項目のみが、
指針として、使用できます。
この「TVOC」とは、揮発性有機化合物量の事であり、現在では、400μg/m3が指針値です。
今回、とある現場から、測定から対策までの一貫してご依頼頂きました。
工事終了後の測定では、指針の対象物質は、いずれも規制値を遙かに下回り、
全く問題無かったのですが、TVOCが600~2600μg/m3と遙かに超えていました。
臭気としては、そこまで強くなかったのですが、刺激として強く感知し、
カルモアの臭気判定士も長くは居れない状態でした。
その後、このような時にカルモアが提案している「化学物質特減作業」というサービスで、
約6日間にも及ぶ化学物質の除去作業を行いました。
その結果、TVOCのMAX2600μg/m3が270μg/m3と約90%の除去に成功し、
無事に御施主様に御引き渡しされました。
ちなみに作業の詳細は、すでに過去ブログでお話済みなので、省略します。
現在、建築で用いられる様々な材料は、日進月歩で改良されてきています。
一方で、シックハウスなどの規制は古いままであり、すでに対象物質によっては
全く使用されなくなってきています。
従って、シックハウス測定などの指針も、時代の流れに合わせて、TVOCだけでなく、
規制物質の変更などを行い、実際の状況に即した規制を期待したいところです。
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