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臭気判定士の激闘

創業30年、実績90,000件以上。カルモア臭気判定士によるニオイの現場レポート。

上海の空気事情

最近急激に冷え込みましたね。冬の訪れが間近まで迫っています。

東京の冬の寒さは嫌いですが、スノボ愛好者の私エノにとっては冬の到来は嬉しい限りです。

 

さてさて、先日カルモアでは社員研修旅行と称して、発展著しい上海へ行って参りました。

上海を訪れたのは、様々な理由・目的があってのことですが、一番の目的は、もちろん“上海の空気を肌で感じること”

偏に上海の空気を学びにと言っても、学ぶ空気は2種類ありました。

 ?いい空気:蘇州地方の世界遺産が纏う空気感

 ?悪い空気:上海市内に漂う、発展によって汚染された空気

この対極に位置する2つの空気を体感することで、真にいい空気とは何かを各自考えるという目論見です。

いい空気を知らないコンサルタントが、クライアントにいい空気を提供することは出来ませんからね。

 

 

で、実際どうだったかと言うと、上海市内の空気は想像以上に汚かったです。

車の排ガスが主原因である光化学スモッグが空を覆い、空は黄ばんで遠くや高層ビルの屋上が霞んでしまうくらいでした。

12530da9.jpg

 

飛行機の中からパチリ。

写真の下の方、黄ばんでるのが分かりますよね!?

 

30年程前の公害問題が起こっていた頃の日本はこんな感じだったのでしょうか。

環境よりも経済発展を重視したが故の負の遺産。。。

上海市内の街の様子、人々の状況を考えると、同時に達成することの難しさを考えさせられました。

 

 

超高層の金融ビルがひしめき合う黄浦地区の中でも一際目をひく巨大な建物がありました。

そう!森ビルさんが建築されたオープン間もない『上海ヒルズ』です!!

この上海ヒルズ、地上101階建て(高さ496m)という、世界でも有数の高い建物。

41ad7808.jpg

臭気判定士の激闘-未設定

このヒルズ内には、79~93Fにパークハイアットホテルが入居しています。

上海の汚い空気がそのまま超高級ホテルに供給されたのでは、折角の5つ星も台無しです。

そして、ここで酸素クラスターが登場する訳です。

上海ヒルズ計画段階から数えて足掛け5年。ホテル内のほとんどの系統に我らが酸素クラスターが導入されています。

その数、驚きの 31系統、108基!!! 圧巻の台数です。

空気の品質にまでこだわるハイアットだからこそのホスピタリティですね。

 

綺麗な空気をお金で買う時代の到来を予感させるプロジェクトなのでした。

 

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