今日は臭いセンサーを用いた臭気監視システムのお話。
とある工場で臭気の住民苦情対策の強化をはじめている。
当然、防臭対策、脱臭対策といったところで僕も協力しているのだけど、
もうひとつ陰ながら臭気苦情解消に役立つシステムがある。
それが臭気監視システムである。
臭気監視システムは、敷地境界線に臭いセンサーを設置し、24時間定時で眠ることなく臭気を監視する。
臭気がどのように発生しているのか、どのレベルで発生しているのか。
今までは難しかった高いレベルでの臭気監視をようやく実現できたシステムである。
まだ何ヶ所かの工場にしか販売されていないシステムであるが、今やひっきりなしに問い合わせが来ており、僕の部下の一部はこの対応にかかりっきりの状態である。
導入後のお客様の反応も上々である。
監視システムの最大の利点は、
工場内における臭気環境意識の増加である
と断言していい。
毎日のように臭気が敷地境界の基準値を超え、警報が発動する。
その連絡が工場内を回ることで、各セクションが臭気を出さないように配慮しながら操業を行う。防臭対策も目に見える効果となって現れる。
先日、この装置を6台導入したお客様から、夏になると発生していた臭気苦情が今年は出ていないと教えてくれた。
僕がその話をしたら、なるほどと頷きながら、その工場でも最初は警報が相次ぎ、各工程の防臭対策に各セクションが躍起になって挑んでいたことを教えてくれたのである。
臭気を監視することで、防臭の意識を高める。
これこそが臭気対策の基本である。
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