異臭調査~不定期に異臭が発生する場合
最近、ケンタッキーフライドチキンの大人買いにはまっている相馬です。
8ピースを一人で食べ、ビールを飲む。
とってもアメリカンスタイル。
炭水化物は摂らずに、ひたすらたんぱく質と脂肪を摂取。
誰かに太った?と言われるまで続けて参る所存でございます。
さて、今日は関東屈指の大型複合施設で行いました
異臭調査の事例を紹介したいと思います。
施設内にある人気レストランよりOPEN当初から
ニオイの苦情が寄せられておりました。
そのニオイの苦情というのが、人によってまちまちで
・ワインのようなニオイ
・ネギのようなニオイ
・腐敗臭
・かび臭いニオイ
さらに、常時発生しているワケではなく、不定期に発生(1週間に数回)するとの事で
発生しても2~3分無くなってしまうようです。
まるで、新日本プロレスの藤原善明が、長州力を襲撃した事件のように(1984年)
いきなり登場して攻撃。
そして、さーっと引き波にように去っていくという厄介な事例です(わからない人ゴメン)。
以上、ご説明した通り
?人によって表現がバラバラ
?不定期に発生する
?発生しても、数分で無くなってしまう。
などの理由により施設の担当者も、探しようがないとお手上げ状態。
1年近く経過しても、その原因が見つけられないという内容でした。
確かに、施設管理会社に通報があり、担当者が飛んでいっても
到着するまでに、どうしても2~3分は掛かってしまいますので
その間にニオイは無くなってしまうでしょう。
とは言っても、1週間に数回発生という
いつ発生するかもわからないニオイを、待っているのも
バカバカしい気がしますね。
この場合、カルモアでは、臭気判定士による臭気調査を行います。
臭気調査にはさまざな方法がありますが、このケースの場合
不定期にしか異臭が発生しないのであれば
擬似的に異臭を発生させれば良いという考え方で調査を行います。
その擬似的な異臭に使うのが特殊なアルコール溶液です。
この溶液を用いて、トレースガスとして利用します。
もちろんこの溶液は人畜無害です。
病院で採血する前にアルコールで消毒を行いますが
成分はほとんど同じ構成です。
さらに、アルコールが主成分ですので、すぐに揮発してしまうので
室内にニオイが残る心配もありません。
そして、ヒアリングで得た情報をもとに、発生ルート・発生原因を推測し
ニオイセンサーを各箇所に設置します。
そして、アルコール溶液を様々な怪しい箇所に入れて
トレースガスを用いて反応の有無をニオイセンサーで測定していきます。
あとはニオイセンサーでの反応を読み取り、反応が無ければシロといった具合に
消去法で潰していき、絞り込みを行います。
ある程度絞り込みが出来れば、あとはピンポイントに発生している部位を
探し出す調査を行います。
この調査は臭気判定士の嗅覚を用いて、発生源を最終的に見つけて行きます。
空気環境のことで
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カルモアでは、誰もがどこでも安心・快適な空気を吸えるよう、調査から対策まで、
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