臭気コンサルティングもついに北海道上陸
花粉がいよいよ飛散を始め、臭気判定士のキミヒロには少々辛い季節がやってきました。
今回は先日、冬の北海道はすすきののど真ん中にある商業施設にて行った臭気コンサルティングを報告したいと思います。
この施設、6階建てですが、全て飲食店舗が入る商業施設であります。
当然のように厨房排気臭対策をしているかと思えば、全く無しでした。
また、ビル密集地帯であるので、隣のビルまでの距離が1m以下という状態。
客先と打合せをして、現地へ行くと、各店舗の厨房排気臭が出てる出てるのフィーバー状態でした。
しかも、その壁面に自分のビルの給気口もあり、自分で出した臭気が自分で吸い取るという悪条件!!。
これは苦情が出て当然…
早速、各テナントさんからヒアリングをすると、給気からニンニク臭や、油の臭いとかが入ってきているといった具合です。
しかし、途中1階とB1階のテナントさんからトイレの臭気が入ってきているという話が出ました。
ン?
トイレだけは別箇所からの排気なのに、それはおかしいと思い、調査を開始。
厨房排気臭は原因も明らかなので、臭気を採取したり、距離を測ったり等マニュアル通りに仕事をして終了。
当然対策案はマグセライド脱臭装置の提案。
その後、謎のトイレ臭を調査開始。
図面や資料や現地での調査を基に一つ一つ調べてみると、どうも自分のビルに原因があるとは考えづらく、センサーや発煙管を用いて、その実証を行い、外部からの流入と断定しました。
そうなると発生源はどこから?となりますが、冒頭にも話しましたが、ビル密集地帯ということで、給気口付近にある隣のビルを調べさせて頂きました。
すると、自分のビルの1階とB1階に給気している給気口と隣のビルトイレ排気口の距離が60cmという非常に近い距離でありました。
当然、隣のトイレからセンサー反応液を流し、1階テナントの室内給気口にセンサーをあてがうと、反応がしっかり出ました。
原因は判明。
後はどのようにして対策を取るかを検討して、提案しました。
今回、冬の北海道ということで相当寒かった中の測定で、道は凍っているし、雪は降り続ける等、大変な調査となり、非常に疲れました。
しかし、的確な方法と順序で一つずつ解決していくと客先は絶賛。
以前、テレビでガイアの夜明けにカルモアは出ましたが、それを見ていたビルオーナーは僕のことを先生呼ばわりで、プロは違うなぁと感激していました。
なかなか気持ちいい仕事をさせて貰いましたが、仕事が夜だった為に、せっかくの北海道を満喫出来ずに東京へ帰ったのが、唯一の未練ですね。
この仕事も対策を前向きに検討してくれることになったので、次は余裕を持った予定で北海道に行きたいところです。
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