良質な空気って知っていますか!?〔前編〕
どーも、休日出勤で業務に勤しんでいる、働き者のエノです。
今日は、先日交換した脱臭フィルターの交換後の性能確認測定の為に、日本橋のとあるオフィスビルに行ってきました。
もちろん効果はばっちりでした。
さてさて、最近朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね。そろそろコートが活躍し始める季節の様です。
建物内の空調も中間期の送風運転から、冬期の暖房運転に切り替わる頃でしょうか。
夏場の冷房と同じく、空調コストが嵩む季節の到来です。
昨今の温暖化問題を受け、ビルの空調も出来るだけ省エネ・CO2削減に寄与できる様、設計者や空調屋さんも頑張っています。
空調コストを下げる1つの方法として、取り入れる外気量を極限まで落とし、室内循環量を増やすというやり方があります。
こうすることで、空調の熱負荷を低く抑えられる為、効率よく冷暖房することが出来、電気代の節約・CO2排出量の削減に繋がります。
真夏の外気35℃を空調設定温度の28℃まで下げるより、室内の循環空気28~30℃程度の空気を28℃まで再調整した方が圧倒的に楽ですからね。
但し、建築基準法で定められている最低換気量は満たす必要がある為、通常のオフィスで1~2回/Hr程度の換気回数は取れているのが一般的です。
前置きが長くなりました。ここからが本題です。
室内を循環する空気量を増やすのは、空調コストのことを考えると非常にいいことですが、その中で働いている人達にとってはどうでしょうか?
私は快適さは落ちると思います。
1日の大半を、、、下手したら家にいるよりも長い時間を過ごすオフィスの空気が不快って最悪ですよね。
一般的に快適な室内環境を創出する為に、必要な空調設備の4つの要素があります。
その要素とは、?温度 ?湿度 ?気流 ?空気の清浄度 と言ったものです。
?・?の温度については、程よい温度帯に加温・冷却し、湿度も除湿・加湿すれば、快適さを調整することが出来ます。これは室内循環空気でも空調機にて調整すれば問題ありませんね。
?の気流については、吹出口からの気流が直接人に当たらない様にすることで快適さを創出出来ます。
エアコンからの風が直接当たる場所と、空気澱みが出来てしまう場所で、適正な温度設定をしていても快適さが異なるのはこの気流による影響があるのです。
これは、外気量を多くしようが、循環量を増やそうが、吹出口の形状の問題なので、どちらの快適さがどうというのは関係ありませんね。
循環量を増やすことで、快適性を損なう一番の要素は、?の空気の清浄度です。
空気の清浄度も細かく分けると3種類あります。1つ目は塵埃。2つ目は、ニオイ・化学物質。3つ目は、細菌・ウィルス。
これら3つは、循環すればするほど蓄積されていくものです。
ただ、塵埃については、空調機に設置されている中性能フィルターで濾し取れるので一応除去は可能です。
しかし、ニオイやウィルスはフィルターなんかじゃとても処理出来ません。例えHEPAフィルターが入っていようが不可能です。
そこで、これらを除去する専用の設備が必要となる訳です!!
・・・と、いいところですが、長くなりましたので、その専用の設備と実例についてはまた今度ご紹介しまーす☆
To be continued…….
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