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株式会社カルモア海外市場開拓部臭気判定士の大道です。
2020年4月より弊社では海外市場開拓部が設立され各国の臭気対策に挑んでおります。
目次
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シンガポールでも臭気苦情はある
2019年上期に、
シンガポールに工場を持つ日系企業様より弊社宛に臭気苦情対策をしたいという旨のお問合せを頂きました。
シンガポールに弊社のパートナーカンパニーがある旨を伝えました。
その後スピーディーに現地担当者の方に、
パートナーカンパニーによる初動ヒアリングに応じて頂きました。
内容を把握し弊社も日本から現地訪問を実施し、
現状把握及び現地においての脱臭試験、そして今年9月に装置導入となりました。
シンガポールは金融都市のイメージだった為、
そもそも臭気苦情など発生しないと思っておりました…
臭気対策のポイントは○〇の距離
ポイントは苦情が発生する地点が排気口かどの程度離れているかです。
近ければ近い程高い脱臭効率が必要となります。
一方で遠ければ遠い程、低い脱臭効率でも対策が可能となります。
従ってむやみやたらに高スペックの装置を導入しても駄目だし、
低スペックの装置を導入しても駄目なのです。
この按配は調査によって把握することが出来ます。
その調査に関してはまた今度詳しく記事化させていただきます。
近距離の対策方法
今回のシンガポールの案件に関しては、
排気臭気が近隣の商業施設へ飛散し、臭気苦情が発生しているという内容でした。
近距離に苦情発生地点がある場合は、高効率の脱臭装置の導入が必要となります。
かといって燃焼方式のような脱臭装置を既設案件に提案することは難しいです。
従って、
このような近距離に苦情発生地点がある場合は物理吸着方式の脱臭装置を提案しております。
弊社の装置だとゼオガイア脱臭装置がその物理吸着方式となります。
ゼオガイア脱臭装置の良さ
フィルター段数を調整し目標とする脱臭効率を達成できる点は非常に良い点です。
臭気によって異なりますが、一段当たりの脱臭効率が決まっているフィルターとなります。
「ニオイを取りすぎるとランニングコストが掛かりすぎる。」
「ニオイを取らなすぎると苦情が発生する。」
更に、
不測の事態に備え、フィルターケーシングの段数を多めに確保し、
導入後にも脱臭効率を調整できる点は非常に良いです。
コストと脱臭効果のバランスを取りやすい脱臭装置となります。
シンガポール/ゼオガイア脱臭装置初導入
コロナ禍前の去年に本件においても現場にて脱臭試験を実施し、
今年の9月にシンガポールで初めてゼオガイア脱臭装置が導入されました。
はじめのシンガポール導入でしたが、
輸出手続きも無事に終わり、現場設置もテレビ電話や動画を駆使し、
無事に現場に納品することが出来ました。
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最後に
上の写真のコンテナの奥に見える作業着の方が、
弊社のパートナーカンパニーの現地スタッフの方です。
この方をはじめとして、
現地の日本人スタッフの方の尽力のお陰で弊社のソリューションで、
問題解決への道を切り開いて頂きました。
弊社の仕事は世界各国のパートナーあっての仕事だと感謝の気持ちが沸き上がってまいります。
以上、
本日の記事はシンガポールでの弊社のソリューション提供についてでした。
株式会社カルモア海外市場開拓部リーダー 大道友也(臭気判定士) お急ぎの方はこちらへ! 直通電話:090-3203-5722 社歴10年。ニオイ関連の仕事と合わせてロードバイク製品の事業も展開中。 海外の臭気対策でお悩みの方、お気軽にお電話ください。
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