本物の臭気判定士とは
寒い日が続きますね。再び、PSチームの相馬です。
最近、キャラ弁といわれるお弁当が流行っているそうですね。
動物とか、ポケモンのキャラクターとかを
おにぎりやおかずに見たてて作る、お弁当のことをいいます。
このキャラ弁ブーム、冷静に考えると、ちょっと怖いと思いません?
その昔、ケンちゃんラーメンという志村けんをキャラクターにしたカップラーメンがあって
僕なんかね、その中に入っている、パンダのなるとが『パンダさんが、かわいそう……(涙)』と言って
いつも残していたんだぞ。それぐらい優しい子だったのだ。昔は・・・。
だから、キャラ弁を平気で食べちゃう子供にドン引きしてしまいます。
日本の将来は大丈夫なのか!
すみません、どうでも良いですよね。そんな話し。
さて、本日は臭気判定士について、お話ししたいと思います。
(キャラ弁の話しとは全く関係ありません)。
カルモアの臭気コンサルタントは、臭気判定士という国家資格を有した者が調査にあたります。
この臭気判定士という資格
実は国家資格であることが驚きです(マニアックな国家資格の代表でしょう)。
ちなみに、免許を交付しているのは、環境省です。
臭気判定士の知名度が低いのは
環境省のPR不足であることは否めません。頑張れ環境省!
その臭気判定士の概要について(以下、においかおり環境協会HPより抜粋)。
臭気判定士とは?
においの測定方法には分析機器による測定法と人の嗅覚を用いる嗅覚測定法の2通りあります。臭気判定士とは嗅覚測定法を行うための資格であり、パネルの選定、試料の採取、試験の実施、結果の求め方まで全てを統括する、臭気環境分野で初めての国家資格です。全国で24,000件以上も発生している悪臭苦情を解決するために、工場・事業所からのにおいを測定するのが主な仕事です。自治体からの委託を受けるためには必要な資格です。
嗅覚測定法とは?
悪臭苦情とは法で定められている特定悪臭物質(22種類)を規制するだけでは、苦情を解決することができない場合があります。そこでヒトがにおいを感じなくなるまで希釈した倍数(臭気濃度)で、においの強さを判定する方法が嗅覚測定法です。分析機器で測るより、人間の嗅覚で測定する嗅覚測定法が主流となっています。
また最近では脱臭装置の効果判定や工場の環境管理などにも活用されています。資格者の主な業種環境保全の必要性が高まりつつある今、委託測定などの分析を行う分析サービス業からの判定士が最も多く、最近ではISO14001の取得に取り組む企業が自主的な環境管理のために資格を取得するケースも増加しています。
資格取得条件
18歳以上(学歴、実務経験を問わず)
臭気判定士試験(筆記)と嗅覚検査注)に合格した者
注)嗅覚が正常であることを検査するので特に敏感でなくてもよい
取得方法
嗅覚検査の合格証と筆記試験の合格証を免状申請書に添えて申請します。嗅覚検査とは嗅覚が正常であることを判定するので、特に鋭敏である必要はなく筆記試験の前後どちらに受検しても構いません。(心配な方は先に受検されることをおすすめします)。試験には基礎的な知識として、嗅覚測定法はもちろんのこと、人間の嗅覚生理に関する知識、結果のまとめに必要な統計学や、悪臭防止行政における臭気対策に関する知識等幅広く要求されることとなり、基礎的なことから学びたい人は臭気判定技術講習会を受講するとよいでしょう(参考書で独学にて勉強される方と、講習会を受講し勉強される方の割合は半分づつくらいです。)
問い合わせ先
社団法人 におい・かおり環境協会
〒101-0031 東京都千代田区東神田2-6-2
TEL:03-5835-0315 FAX:03-5835-0316
以上が臭気判定士の概要となります。
よく聞かれる質問に、臭気判定士は犬にように鼻が効くのか?と質問を受けますが
前述の通り、鋭敏ではなく、一般的な嗅覚を持ち合わせていれば取得可能ですので
鼻が犬みたいに効くとはいえないかもしれません。
しかし、カルモアの臭気コンサルタントの場合
毎日ように、微量の臭気を嗅ぎ分けているので、一般の人より鼻が効くと思います。
嗅覚は五感の一つですので、鍛えると感覚は鋭くなっていきます。
味覚では、味を記憶出来るようになります。
さらに、複数の調味料がわかるようになります。
触覚では、点字で文字を理解出来るようになります。
麻雀だと盲牌(もうぱい)が出来るようになります。
聴覚では、音階がわかるようになったり
一度に複数の言語を聞き取れるようになります(聖徳太子みたいな)。
視覚では、色見本帳のRGBカラーのバランスが判るといいます。
では、嗅覚では?
カルモアの臭気コンサルタントが優れている点が
・臭気物質の引き出しの多さ
・識別能力
このふたつが優れている点だと思います。
まず、臭気物質の引き出しの多さについてですが誰もが知っている、コカ・コーラ。戦後、進駐軍とともに「コカコーラ」が日本上陸。
今では市民権を得てますが、当時はあの独自の甘ったるい香りが受け入れられず
・シロップのようなにおい
・プリンのカラメルソースみたいなにおい
・薬品くさいにおい
いまは誰もが愛する代表的飲料水になりました。誰もが、においを嗅げばコーラの香りはコーラとすぐにわかると思います。
これは、実際に視覚で確認し、嗅覚でニオイを嗅いだ為、脳みそに記憶されているから、誰もがわかるのです。
レモンの香りも、レモンの香りを知っているからこそ、わかりますが、ドラゴンフルーツの香りを嗅いでも何のにおいかさっぱりわからないと、思います。これも経験です。
次に大事なのが、識別能力です。
臭気物質は単体では存在しません。必ず複合臭で存在しております。
例でいうと、魚河岸に行った時に、一般人は、魚臭い、生臭いとか表現しますが
カルモアの臭気コンサルタントは、
・ジメチルアミン
・トリメチルアミン
・アンモニア
・低級脂肪酸など
このように、どのような臭気物質が混在しているか、訓練によって鍛えることが出来るのです。一説では、におい物質は40万種類あると言われております。
このように、カルモアの臭気コンサルタントは、日々の訓練によって鍛えられた嗅覚を武器に様々な対策を行って参ります。臭気は目に見えませんので、専門家によって、調査を行うことが必要です。
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