臭気判定士筆記試験がありました。
臭気判定士とは嗅覚測定において、パネルの選定、試料の採取、試験の実施、結果の求め方まで全てを統括する、臭気環境分野で初めての国家資格です。
今年は弊社から4名が受験しました。
臭気判定士の試験は年に1回。毎年11月に実施されます。
筆記試験と嗅覚検査に合格することで免状が交付されます。
嗅覚検査は特殊なにおいをかぎ分けるのでは無く、通常の嗅覚が備わっているかを確認します。特別にすぐれた鼻は必要というわけでは無いのです。
さて、試験で壁となるのがやはり筆記試験です。毎年約600~700名の受験者が受験していますが、合格者は20%程度とやや難しい試験となっています。
試験問題は大きく下記のように6つに分けられています。
1.嗅覚概論・・・人の嗅覚やにおいの性質など基本的な事を問われます。
2.悪臭防止行政・・・悪臭防止法について問われます。
3.悪臭測定概論・・・においの採取方法、測定方法についての基礎知識を問われます。
4.分析統計概論・・・確率や効率等数学的な知識を問われます。
5.測定実務・・・臭気判定士として実際に業務を行う際の知識を問われます。
6.臭気指数等の測定実務・・・実際に臭気指数の計算を行います。
それぞれの問題について決められたボーダーをクリアすることで合格となります。
試験問題については公開することができないので、12月の合格発表後に少し内容を紹介したいと思います。
最後に臭気判定士の実務風景をご覧ください。
興味がある方は是非受験してみては如何でしょうか。
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株式会社カルモア
東京都中央区新川2-9-5
03-5540-5851
https://www.karumoa.co.jp/
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