臭気判定士による臭気判定士のための試験対策講習会が今年も開催されました
毎年11月の第二土曜に行われる臭気判定士試験。
臭気判定士とは国家資格であり、事業所から排出される悪臭の測定を行うことは主な仕事です。
現在資格保持者は全国で約3000人。
においの仕事に関わる者なら必須の資格となり、今年もその日が近づいてきました。
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臭気判定士は全国の工場や飲食店、産業施設などから排出される悪臭の測定を行うための国家資格です。
ですが、実際は測定を行うだけではなく、においについての知識と法律に熟知し、臭気対策に必要なアドバイス、装置選定などを行うための専門家です。
そんな臭気判定士になるためには、年に1度行われる試験に合格し、かつ嗅覚検査をパスする必要があります。
臭気判定士試験は、嗅覚概論・悪臭防止法・測定概論・分析統計・測定実務の5科目からなり、総合得点7割以上(かつ各科目35%以上)が必須となっています。
合格率は毎年30%前後。
低いときは20%程度の時もあり、地味に難しい試験といえるでしょう。
臭気判定士は全国で約3000人。
まだまだ数は少ないですが、最近ではTVでも取り上げられることも多いので見たことがある人も多いかもしれません。
カルモアは臭気判定士を20名近くかかえ、業界でも最多を誇る臭気判定士会社ですが、もちろん新人は無資格。
年に1度のこの試験に合格することが目標となります。
臭気判定士試験対策用に教科書や過去問が販売されており、指定機関では試験対策用の講習会も開かれていますが、専門性の高い分野だけにちょっとやそっとで理解するのは難しい状況です。
そんな新人のために、カルモアでは試験対策用社内講習会、人呼んで『富樫塾』が開かれます。
講師はもちろんベテラン臭気判定士。平日の夜、4時間×週1回×2ヶ月にわたり開催されます。
過去問6年分ほどの試験問題の傾向と対策をまとめ、試験に必要な知識をたたきこみます。
臭気判定士試験は計算問題もかなりあり、電卓が持ち込めないため全て手計算です。かなりめんどくさい計算問題もあるため、付け焼き刃でどうにかなるようなものでもありません。まずは問題文と計算に慣れるためにじっくりと計算問題を解いていきます。
またカルモア社員向けのテスト対策なので、ついでに業務に必要な知識も教えていきます。
試験対策と仕事対策、両方を兼ね備えたハイブリットな講義です。
今年のカルモア社員の受験者は6人。果たして何人受かるでしょうか。
(もちろん全員受かってもらわないと困るのですが…)
試験結果は毎年12月中旬頃に発表です。
今年は何名の臭気判定士が誕生するのか大変楽しみです。
【株式会社カルモア】—————————————–
ご家庭から産業界までの臭気対策と、
消臭剤から脱臭装置までの消臭・脱臭技術、
カビの調査から防カビ対策まで。
■室内・厨房の臭気対策/建築設備チーム
■工場の臭気対策・産業用消臭剤/産業設備チーム
■医療施設の臭気対策・ホルムアルデヒト対策/医療産業支援チーム
■臭気・カビの調査・分析・対策/プロサービスチーム
■脱臭装置のメンテナンス/サービスセンター
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臭気調査から脱臭作業/カビ調査から防カビ作業まで「プロサービス」
空気環境のことで
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カルモアでは、誰もがどこでも安心・快適な空気を吸えるよう、調査から対策まで、
問題解決のお手伝いをしております。些細なことでもまずはお気軽にご相談ください。