MENUCLOSE

業務用脱臭消臭のカルモア(臭気調査・脱臭装置・消臭剤・センサー)・防カビ・除菌・ウイルス対策

創業30年 全国・海外 実績10万件
脱臭消臭専門のカルモア

納入事例

CASESTUDY

マンションのトイレで汚水臭が発生!原因不明の臭気調査事例

マンションの汚水臭や下水臭の原因調査
  • 臭気成分

    汚水臭・下水臭

  • 発生場所

    マンション トイレ

今回ご紹介するのは、マンションで発生した汚水臭の原因を調査した事例となります。

ご相談頂いた経緯としては、マンション住民様から「原因不明の汚水臭・下水臭が部屋に広がり困っている・・・」とご相談を受けた管理会社様からご依頼を頂きました。

カルモアでは、こういった原因不明のニオイも30年間に及ぶ経験・ノウハウに加え、特許技術の臭気調査によって無事に解決することができました。この記事では、その事例の詳細についてご紹介していきたいと思います。

課題
  • 配管や設計上から臭気が漏れているとは考えにくい
  • 下水臭が部屋全体にするが、発生原因が分からない
  • 建設会社で1度便器を交換し再工事をするも効果なし

 


 

導入事例の効果
  • 臭気判定士による嗅覚の調査やノウハウにより、調査位置を限定
  • 独自の特許技術である臭気調査を実施しニオイを見える化
  • 下水臭の浸入経路を特定、フローリングに1mmの凹みを発見

お客様の課題と目的

建設会社も管理会社も臭いの原因がわからずお手上げの状態

建築基準法的には問題がないのにも関わらず、どんどんカビが増えていってしまう!

 

今回の事例のマンションが竣工したのは、2021年。新しいマンションにも関わらず、マンションの住民から「トイレから下水のニオイがする」と管理会社様にクレームが入りました。

 

宅地建物取引業法第40条では、住宅の引き渡しから2年間は売主が瑕疵担保責任を負わなければならないとされています。

 

そのため、管理会社様から売主である建設会社様に連絡がいき、建設会社の方で臭気の調査が行われました。

 

下水臭の発生したトイレの便器を取り替えるなどの対策を行いましたが、臭いは一向に改善されなかったため、管理会社様を通じて当社にご依頼をいただきました。

事例ポイント

  • 臭いは下水臭(汚水臭)と判明したため調査位置を絞り込み
  • 特許技術を使用することでトイレからニオイ発生を確認
  • 配管など設計上においての問題はなかったがフローリング素材に不備

特許技術である臭気調査によって原因の調査をスタート

特許証

ニオイの経路を特定する技術において、業界初の特許を取得いたしました。

 

本技術により、原因不明に発生・侵入するニオイに対し、内装・建材の破壊・撤去を行うことなく、臭気の侵入位置を検出・特定することが可能となります。

 

カルモアの臭気調査はすべて、臭気判定士(国家資格、悪臭防止法に定める)が実施し、においを可視化して報告書にいたします。

 

今回の事例では、部屋のどこから下水のニオイが発生しているのかが不明…ということでした。そこで、カルモアでは業界初となる特許技術を取得した異臭調査を実施。

 

異臭の経路を突き止めるこの調査では、99%超え(ほぼ100%)の原因究明が可能です。

 

調査①臭気判定士が嗅覚でニオイを確認

 

まず、実際にマンションのトイレにおいて、臭気判定士がニオイを確認。 これにより、今回の臭気は「下水のニオイ」であることが断定できました。

 

嗅覚でのニオイ確認により、ニオイの原因の可能性や選択肢が狭められることできるため、経験を積んだ臭気判定士による嗅覚判断は欠かせません。

 

しかし、下水のニオイは時間によって確認できないこともあります。その場合は、専用のニオイ収集機材をお客様にお渡しし、お客様にて採取または工法特許により調査いたします。

 

調査②図面の確認・調査方法の設計

下水・汚水臭気を調査

今回のお部屋の図面を確認し、汚水槽や汚水配管の場所を把握。 経路解明用の特殊ガス(トレースガス)を噴霧する場所を絞っていきます。

 

 

 

調査③経路解明用の特殊ガス(トレースガス)を噴霧

汚水臭・下水臭漏れの箇所を調査

 

今回の臭気調査では、経路解明用の特殊ガス(トレースガス)を使用します。図面やニオイの発生状況からニオイ経路の当たりをつけ、経路の始点と考えうる複数個所にガスを噴霧するという方法です。

 

さらに、ニオイが漂っている場所や中間地点にニオイ感知センサーを配置することで、ガス噴霧後のセンサーの反応値によって経路を絞り込むことが可能です。

 

今回は、キッチンのシンク下にあるドルゴ通気弁から、トレースガスを噴霧。その結果、やはり便器の場所でセンサーが反応を示しました。

 

その後、さらによく調べてみると、便器とフローリングの設置面からニオイが出ていることが判明。

トレースガスでの臭気原因を調査している様子

 

また、調査時に同じ排水配管系統である洗面下のドルゴ通気弁を外したところ、相当量の風が吹き出しており、配管内がかなり陽圧になっていることを確認。

 

そのことから、同系統の他の階などで、水を流した際にさらに配管内の空気圧が高まることで、便座と床面の隙間部のシーリングが弱いところから臭気が漏洩していると判断しました。

 

このことを建設会社様に報告書とあわせてお伝えすると、「なぜそんな場所からニオイが漏れていたのかわからない」と驚かれていましたが、その後の調査によって、設置方法に問題があったわけではなく、設置面のフローリング材にミリ単位の誤差が生じていたとのことでした。

 

この誰のミスとも言えない「わずかな歪み」から、偶然に偶然を重ねた結果、今回の臭気問題が生じていたのです。

 

その後、配管内の空気圧が陽圧時にその空気を逃がすような通気管をつけることで、配管内の空 気圧が安定し、臭気の漏洩自体を抑制。

 

さらにフローリングの張り替え、しっかりとしたシーリング作業によって密閉度を高めることで無事に臭気問題を解決することができました。

 

通常「便器とフローリングの設置面に隙間なんで生まれない」という前提をどうしても持ってしまいますが、カルモアではそういった前提よりもニオイの経路から発生原因を突き止めるため、どうしても解明できない臭気問題も解決することが可能です。

新築マンションの臭気問題はお早めにご相談ください

トイレ・便座下から漏れる下水臭・汚水臭の調査

今回の調査によって、無事に下水の臭いの原因と発生箇所を突き止めることができました。

 

しかし、早めに当社にご連絡をいただいていたら便器の交換などを行う必要がなかったため、もし新築マンションの臭気問題でお悩みの建設会社様は、ぜひお早めにカルモアまでご相談ください。

 

また、住民の方も臭気問題でお悩みの場合は、ぜひ管理会社様や建設会社様の方へお早めにご連絡することをおすすめします。

 

日本全国対応で、海外もご相談に応じます。

導入製品・サービスについて

カルモアのプロサービス「臭気調査」

異臭・悪臭調査 (臭気判定士による原因特定)

発生したカビの調査・分析から対策まで、トータルでお助けいたします。

導入事例

PAGETOP