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業務用脱臭消臭のカルモア(臭気調査・脱臭装置・消臭剤・センサー)・防カビ・除菌・ウイルス対策

創業30年 全国・海外 実績10万件
脱臭消臭専門のカルモア

納入事例

CASESTUDY

香料工場(食品)にて4種の臭気に最適な脱臭装置を設置した事例

香料工場の臭気対策に脱臭装置を導入した事例
  • 臭気成分

    香料 エッセンス 調香排気 食品 

  • 発生場所

    給排気 排水処理

  • 導入企業

    香料工場

今回ご紹介するのは、食品香料工場の臭気対策として4種類の脱臭装置を導入した事例です。

 

ご依頼いただいたのは、関西にある食品香料の製造を行う工場様。すぐ近くにある別の工場から臭気苦情があり、当社にご相談をいただきました。

 

課題となったのは、工場の排気・給気系統ごとに臭気の性質や強さ、そして排気風量が異なるため、1種類の装置での対策では解決することができない点でした。

 

事例では、さまざまな臭気に対してマイクロゲル消臭剤+湿式スクラバー、セラミック脱臭フィルター「ゼオガイア」、燃焼式脱臭装置「ETO」、ケミカルフィルターの4種類の装置を使って対策。その結果、無事に苦情解決することができました。

 

今回は、その事例の詳細について説明していきたいと思います。

課題
  • 排気・給気系統によってニオイの性質と強さが異なる
  • 装置の実施前に脱臭効果を把握しておきたいとのご要望
  • 悪臭苦情が発生しているため、絶対に再発しない対策が必至

 


 

導入事例の効果
  • 臭質と臭気濃度に合わせて4種類の最適な脱臭装置を選定
  • デモテストを実施することで、効果検証後に脱臭装置を設置
  • 臭気拡散シミュレーションによって近隣への臭気の影響度を調査

お客様の課題と目的

「苦情が起きない臭気レベル」になるよう最小限の対策で済ませたい。

 

ご依頼いただいたお客様は、食品香料を製造している工場様。

香料工場の臭気拡散シミュレーション

 

その工場において、近隣の他の工場から「ニオイをどうにかしてほしい」と苦情が入ってしまったとのことで当社にお問い合わせをいただきました。

 

カルモス臭気シミュレーションの解説

 

実際に当社の他にも2社検討されていたそうですが、当社は臭気拡散シミュレーションによって対策するために必要な数値を予め出してから対策を行うことをご評価いただき、受注することができました。

 

工場が位置するのは、工場もオフィスも住宅街もある地域で、この地域性を考えても万全の臭気対策を行う必要がありました。

 

また、課題となったのは系統によってニオイの性質や強さが異なることで、エッセンス系統や調香室系統など、系統によって異なるニオイに対して、適切な対策をそれぞれに行う必要がありました。

 

4種類の装置を実排気を使ってデモテスト!

 

今回ご提案したのは、マイクロゲル消臭剤+湿式スクラバー、セラミック脱臭フィルター「ゼオガイア」、燃焼式脱臭装置「ETO」、ケミカルフィルター「活性炭」の4種類の装置。

 

これらの各脱臭装置を実排気を使用してデモテストを実施。このデモテストによって、脱臭性能とコスト面ともに最適な脱臭装置を選定させていただきました。

 

まずエッセンス排気には、マイクロゲル消臭剤+湿式スクラバーをご提案。エッセンス排気のニオイ対策は以下の通りとなっています。

 

>>臭気シミュレーション(KaLmoS)の詳細はこちら

 

この臭気拡散シミュレーションの結果をもとに、マイクロゲル消臭剤+湿式スクラバー、セラミック脱臭フィルター「ゼオガイア」、燃焼式脱臭装置「ETO」、ケミカルフィルター「活性炭」の4種類の装置をご提案させていただきました。

 

4種類の装置を実排気を使ってデモテスト!

 

排気風量

12.5160m³/min

臭気濃度(原臭)

320~100,000

 

最初はセラミック脱臭フィルター「ゼオガイア」による対策が望ましいと考えられましたが、この排気は湿度が高く、油分や粉塵タールなどを含んでいました。

 

そのため、ゼオガイアによる対策よりも油分や粉塵タールなどの影響を受けにくいマイクロゲル消臭剤+湿式スクラバーによる対策がふさわしいと判断。

 

デモテストの結果、最大脱臭効率約70%を達成することができました。

 

次に、エッセンス給気にはセラミック脱臭フィルター「ゼオガイア」をご提案。ゼオガイアは、物理吸着技術により幅広い成分・臭気レベルに対応できるだけでなく、活性炭・燃焼法よりも低炭素・省エネルギーのメリットを有する次世代型フィルターです。

 

こちらの系統では湿度も高くなく、さらに日中の時間しか稼働していないため徐放効果を利用することで、「ゼオガイア」の効果を長期間維持しながら、解決することができました。エッセンス給気のニオイ対策は以下の通りでした。

 

排気風量

20~127m³/min

臭気濃度(原臭)

40~2,500

 

デモテストの結果、最大脱臭効率約95%を達成することができました。

 

調香研究室排気には、燃焼式脱臭装置をご提案。調香研究室排気のニオイ対策は以下の通り。

 

排気風量

1.0m³/min

臭気濃度(原臭)

5,000~250,000

 

このように、他の系統よりも臭気濃度が非常に高かったため、高い臭気濃度でも優れた脱臭効率を発揮できる燃焼式脱臭装置「ETO」をご提案。ETOは燃焼法の「臭気種類を選ばず高い脱臭効果」というメリットはそのままに、電気式により低炭素・省エネルギーを実現し、小・中風量(150m3/min)にも対応することが可能です。

 

今回のデモテストにおいても、最大脱臭効率約90%を達成することができました。

 

最後に、排水処理はケミカルフィルターをご提案しました。排水処理のニオイ対策は以下の通りです。

 

 

排気風量

8.3m³/min

臭気濃度(原臭)

5,000

 

排水処理においては、苦情の発生した他工場から非常に近い位置にあったため、万全を期すために大気中に含まれる有害なガスや臭気を除去するケミカルフィルター設置をご提案。こちらにおいても、最大脱臭効率約90%を達成することができました。

 

現場で実際にデモテストの結果をお客様の方にもご確認いただき、その脱臭効率にご納得いただいた上で4種類の脱臭装置のご導入を決定していただくことができました。

 

また、マイクロゲル消臭剤においては臭気と消臭剤の相性をチェックするバブリングテストも実施させていただきました。このテストでは5種類以上のニオイのサンプルを使用し、相性の良い薬剤を選定しました。

 

まとめ

 

カルモアなら排気・給気系統によって異なるニオイに対して、多彩な脱臭装置から最適な対策をご提案できます!

 

今回の事例では、排気・給気系統によって異なるニオイに対して適切な対策が求められました。カルモアでは、1種類の解決策ではなく、さまざまな脱臭装置を持ち合わせているからこそできる最適な対策によって無事にお客様の苦情問題を解決することができました。

 

おかげさまで、導入から10年以上が経過しますが、現在でも継続して当社の製品をご利用いただいており、発生していた臭気苦情の問題も防ぐことができています。

 

もし、今回のような香料工場の臭気対策にお困りの際は、ぜひ一度当社までお気軽にご相談ください。日本全国対応で、海外もご相談に応じます。「空気」のご相談は、どんなことでもカルモアへお寄せください。

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