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業務用脱臭消臭のカルモア(臭気調査・脱臭装置・消臭剤・センサー)・防カビ・除菌・ウイルス対策

創業30年 全国・海外 実績10万件
脱臭消臭専門のカルモア

納入事例

CASESTUDY

老人ホームでカビ原因の調査!高齢者の健康被害のリスク軽減の事例

老人ホームでカビ原因の調査!高齢者の健康被害のリスク軽減の事例
  • 臭気成分

    カビ カビ臭 健康被害

  • 発生場所

    老人ホーム 老健施設 天井

今回ご依頼いただいたのは、兵庫県にある老人ホームを運営する企業様。新築の施設にも関わらずカビが発生したとのことでお問い合わせをいただきました。

カルモアでは、複数の理化学機器センサーを使いカビの発生原因を徹底的に究明。無事にその原因を突き止め、調査結果をまとめた報告書をご提出させていただきました。この記事では、事例の詳細についてご紹介していきます。

課題
  • 新築の老人ホームにも関わらず原因不明のカビが発生している
  • カビはニオイが強く、健康被害の懸念もあり調査・分析したい
  • 裁判に提出するための資料が必要

 


 

導入事例の効果
  • カビの発生原因をカルモア独自の検査で調査
  • 健康被害がないレベルか調査結果をデータにまとめて報告
  • 調査報告書にてお客さまにご提出

お客様の課題と目的

新築老人ホームにも関わらずカビ発生!しかし建設会社は責任を認めず…

新築老人ホームにも関わらずカビ発生

 

今回カビが発生した老人ホームは、まだ竣工してから2年も経っていない新しい施設。それにも関わらず夏になるとカビが発生してしまいお困りでいらっしゃいました。

 

さらに、老人ホームに入居している方をはじめ、従業員の方の健康を脅かすような環境になっていたため、原因究明と対策は急務となっていました。

 

今回のお客様である運営会社様は、建設会社に対して原因究明を求めたものの、建設会社による調査ではカビ発生の原因はわからず、さらに建設会社側の責任を認めなかったためカルモアにご相談をいただきました。

 

お客様の方では建設会社を相手取っての裁判も視野に入れており、第三者の客観的分析をもとに裁判資料としても調査報告書を使用したいとのご依頼をいただいたため、当社ではカビの発生原因の調査に乗り出しました。

事例ポイント

  • 新築老人ホームにも関わらず原因不明のカビが発生
  • 天井を中心にカビが発生・増殖している
  • 老人ホームがあるのは湿度が高い地域

調査の流れ

老人ホーム天井のカビ調査の様子

 

カビの発生原因を突き止めない限りは、効果的な対策を行うことができません。カビは、「温度」「湿度」「栄養源」の3大条件が揃った時に発生し増殖してしまいます。

 

また、気流(空気の流れ)も大きく関わってくるため、「温度」や「湿度」を徹底的に調査・分析することが必要です。

 

カルモアでは、大手ゼネコンの研究所のデータをもとに開発された独自の検査機器でカビスクリーニング調査を行います。さらに、専門家の経験に基づく目視等による確認と、目では見えないカビの拭き取り採取も行いました。

 

打ち合わせから報告書のご提出まで、約3週間の期間をご想定ください。

①現地で打ち合わせ(2-3時間)

まずは、現地においてお客様とお打ち合わせをさせていただきました。

 

今回の事例は兵庫県だったため、交通費を頂戴しましたが、一都三県においては交通費も含めて全て無料でご相談いただけますのでお気軽にお問い合わせください。

②カビスクリーニング調査(2日間)

 

カビスクリーニング調査
カビスクリーニング調査

 

ヒアリング後、実際にカビが発生している部屋の壁や天井などに含まれる水分量をカルモア独自の含水率センサーによってチェック。

これにより、各所の結露発生リスクを見える化することが可能です。

 

次に、空気中に浮遊しているカビ胞子のサンプリングによる菌数測定を実施。

 

カビがどれだけ人体へ影響を及ぼすかは、空気中のカビ菌の胞子数によってわかります。

 

また、ふき取り採取によるカビ付着有無測定も行いました。カビ菌は、目で確認することができなくても天井や壁などに胞子が付着していることがあります。

 

カビ付着有無測定では、綿棒を使って各所におけるカビ菌の付着をチェックすることができます。

 

上記に加え、専門家の豊富な経験とノウハウをもとに現場確認を実施。カビスクリーニング調査のプロによる厳しい目によって、建築構造的にカビが発生しやすい箇所、さらには運用上の環境変化によってカビが発生しやすい箇所などを特定します。

 

③分析(2週間)

健康被害調査のカビの菌数分析

上記の調査によって取得したカビとデータの分析を行います。これにより、検出されたカビ菌種の上位5菌種の菌種名、さらに菌種が人体・部材に与えうる影響を見える化します。

 

菌数測定では、1m3当たりに存在する菌数がわかるため、各場所における健康への危険度をランク付けしてご提示することが可能です。

 

これによりカビ対策の必要性や健康被害の可能性を、一目で判断することができるようになります。

④調査報告書の作成(1週間)

カビ除去後のカビ発生状況の確認

上記の分析データを報告書にまとめさせていただきます。期間の目安は1週間ほど。

 

今回の事例のような、裁判所へ提出するための第三者機関による調査報告書としても、十分にご活用いただけます。

カビスクリーニング調査によってわかった発生原因

調査の結果、天井裏にある空調機の冷媒管の断熱材が薄かったことがカビ発生の原因であることが判明。断熱の力が弱かったため、夏場になると外気の暖かい空気が流れ込むことによって冷媒管が結露してしまい、その水滴が天井ボード面に落ちて、結果的にカビが発生・繁殖してしまっていました。

 

この地域特有の湿度の高さに加え、外気を取り込みやすい建物の特徴も相まってカビが発生しやすい環境を生み出してしまっていました。

 

お客様には調査報告書を提出させていただき、その後建設会社側に非があったことが認められ無事に本件は解決となりました。

 

今回のように、新築の建物だとしてもさまざまな要因が重なることによってカビが発生してしまうことは少なくありません。

 

カルモアなら一目でカビの発生原因、リスク、そして対策がわかる調査報告書を提出させていただきますので、カビにお困りの際は、なるべくお早めにご相談ください。日本全国対応で、海外もご相談に応じます。

導入製品・サービスについて

カビ調査・分析・防カビ施工

発生したカビの調査・分析から対策まで、トータルでお助けいたします。

導入事例

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