感染対策に配慮したホテル/ビルオーナーによる全館対策
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臭気成分
ウイルス感染防止・除菌対策
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発生場所
ホテルが入居する大型ビルの施設内全体
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導入企業
ビルオーナー
ホテルがメイン入居者となる大型ビルにおいて、感染制御に配慮したビル設備にしたい。
ウイルス感染防止・除菌システムを空調と連動で組み込み、施設全体が対策済みの空気環境となるよう設計しました。入居企業様への設備サービスの一環として、ビルオーナー様がご導入されました。
目次
1.課題
課題
メイン入居者となるホテル事業者において、新型コロナウイルス感染拡大をうけ、施設内の除菌・ウイルス対策が不可避となっていました。
全室・全館に空気清浄機を設置するのは、機器管理の手間と美観を損ねるという理由から、できれば避けたいという希望がありました。
そこでビルオーナー様により、除菌ウイルス対策を空調システム内に組み込み、館内全体の感染防止対策をビル設備の一環としてご提供することになりました。
事例ポイント
- ビル(ホテル)全館で、除菌・ウイルス感染防止対策を実施したい
- 空気清浄機は美観を損ねるため、できるだけ置きたくない
- アルコール拭き上げなどの除菌作業を最小限に軽減したい
- 来館者(ホテル宿泊者)に向けて、安心安全な環境をアピールしたい
- ビルオーナーとして、ビル設備の条件やサービスを高めたい
本件でご提案したウイルス感染防止装置
空調ダクトイン型のレビオン除菌脱臭装置
【レビオン除菌脱臭装置】は、酸素クラスターイオンを空調システムの給気ラインに乗せて室内に供給します。
レビオンから放出される酸素クラスターイオン(マイクロプラズマ放電により生成される高濃度酸素クラスター)は、大学研究機関等により、エンベロープウイルス・院内感染原因となる菌類などに対する除去効果が確認されています。
ダクトイン型のレビオンには、2400㎡/h, 4800㎡/h, 7200㎡/hの3タイプがあり、各空調ラインの風量に合わせて、1台~複数台設置します。
※本「低温プラズマ放電によるイオン発生技術」は、東京都「令和2年度先進的防災対策技術実用化支援事業」に選定されました。
感染防止装置を空調システムに埋め込むメリット
各室に空気清浄機の設置が不要
全フロアに空気清浄機を設置し、何十台もの機器を維持管理するのは手間がかかります。
また、十分な機能を満たす空気清浄機はサイズが大きくなり、ロビーや特別室などに設置するのは美観を損なう観点から避けたい、というご要望があります。
加えて、空気清浄機は空間の空気を吸い込んでフィルターろ過する原理のため、イメージ図のように、対応できるエリアに限界があり、空間全体を網羅することが難しいという欠点があります。
空調システムの一環に感染防止装置を組み込むことで、空気清浄機を設置する必要がなくなります。
施設全体へ行き渡るため、設置型空気清浄機のように対象エリアが限られる心配もありません。
お客様によっては、共用部分は空調ラインで酸素クラスターを供給し、客室には小型の空気清浄機を設置、という使い分けで、美観とコストパフォーマンス両面のバランスを取られているケースもあります。
「常時」、菌・ウイルスを攻撃する!
空調機と連動するため、施設が稼働している間、空調機が稼働している間は、常に除菌対策が施されている状態を維持します。
本装置により放出される「酸素クラスターイオン」は、エンベロープウイルスに対したった2時間で99%除去する効果が確認されています。
「酸素クラスターイオン」を室内に常時充満させておくことにより、室内に持ち込まれた菌・ウイルスをその場から攻撃開始し、除去していきます。
空調機と連動、オート制御で安心の運用
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- 空調機との連動制御用リレー
- イオン発生を切り替える濃度調整機能
- マイコンによる異常警告・メンテ時期お知らせ機能
- オートセンサーユニット(有料オプション)
などの機能が搭載されており、日々の制御作業が不要です。
風量が大きく変動する空調システムをお使いの場合やランニングコストの削減を希望される場合などは、オプションのオートユニットを追加することにより、自動でイオン発生量のコントロールを行うことが可能となります。
除菌モレ無し!除菌作業も軽減
ホテルやレストランなどでは、お客様の入れ替えに際して除菌作業を行っています。
感染防止には必要不可欠な作業となるものの、除菌拭き上げに作業モレがないか、不安を感じられることと思います。
また、家具の隙間など手の届かないところまで拭き上げることは難しいため、除菌対策の不十分感はぬぐえません。
レビオン除菌脱臭装置は、酸素クラスターイオンを室内に充満させて除菌環境を維持するため、作業の有無にかかわらず、常時除菌を行います。
空気と同じように家具の隙間や手の届かないところまでくまなく行き渡り、作業モレを防いでくれます。
酸素クラスターイオンのウイルス除去効果は2時間で99%を達成します。
即効性のあるアルコール除菌(や次亜除菌)作業と並行して実施することにより、除菌作業のみの場合より作業の負担を軽減することができます。
脳科学者により脳活性効果を実証
脳科学の第一人者 杏林大学名誉教授 古賀良彦先生との共同研究において、酸素クラスターイオンに満ちた空間では、人間の脳の活動効率が上昇し、パフォーマンスが向上されることが実証されました。
酸素クラスターイオンを施設内に充満させることに寄り、
- 施設利用者がより快適で前向きな体感を得る
- 施設従業員がより高い作業効率を発揮する
などのメリットが期待できます。
空調設備向けダクトイン型レビオンのラインナップ
空調ダクトイン・設備向けタイプには、2400㎡/h, 4800㎡/h, 7200㎡/hの3タイプがございます。
空調機風量に合わせ、各機種を組み合わせて選定いたします。
【商品の選定方法】設置をご計画される空調ダクトの風量に対し、「定格能力」欄に該当する商品を1台~複数台お選びください。
【価格】各商品価格は下記表「定価」のとおりです。別途、設置工事等の初費用を頂きます。
【在庫状況】全ラインナップ有り(2020.11.19時点)。分納もご相談可能です。
レビオンの「酸素クラスターイオン」はここが違う!
大学研究機関等でも証明された除菌効果!
レビオンから放出される酸素クラスター(マイクロプラズマ放電により生成される高濃度酸素クラスター)は、エンベロープウイルス・院内感染原因となる菌類に対する除去効果が確認されています。
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- エンベロープウイルス →2時間で99%以上の削減
- 院内感染原因菌各種 →2~7時間で最大99.9%削減
とは言うものの、「除菌性能99%」は多くの空気清浄機や除菌装置で謳われています。
業務用として大切なのは、「実空間においてどれくらいの効果を発揮できるか」です。
そこでレビオンは、数々のフィールドテストを繰り返し、実空間における浮遊菌測定により、実際の減少効果を確認してまりました。
お客様の実際の設置空間において、浮遊菌による除菌効果を検査することも可能です。(有料:空中浮遊菌サンプリング測定)
人体への安全性が高い
人体への有害性が指摘されるオゾンやUV(紫外線)と異なり、酸素クラスターイオンは安全性が高いとされており、有人空間(人が生活・往来する空間)での使用に適しています。
医療施設の病理検査室・透析室などにも納入実績が多々あり、ご高齢の方やご疾患をお持ちの方がご利用になる施設内でも安心してご使用可能です。
酸素クラスターイオンとは酸素分子イオンが10~60個集まった集合体で、空気に太陽光線が当たることで自然界にも多く作られています。
レビオンはマイクロプラズマ放電により、空気中の酸素分子を電離させ、大量の酸素クラスターイオンを人工的に作り出します。
国内設計・国内製造で、製品の安全性も確保しております。
※「酸素クラスターイオン」を名乗る商品の中には除菌・消臭効果の不確かなものも少なくありません。酸素クラスター装置の類似品・姉妹品にご注意ください。
脱臭のプロから生まれた除菌技術!
私たちは空気一筋30年、空気環境対策に特化して事業を行って参りました。
ご支援したお客様はあらゆる業種・業界に渡り、累計実績は90,000件を超えます。
空気、とりわけ「脱臭」技術への挑戦と開発を行う中で、脱臭装置として開発した「酸素クラスターイオン」技術が、ウイルス・菌にも有効であるとの発見に至りました。
空気を専門に取り扱う私達にとっては、空間に浮遊する「ニオイ(臭気成分)」も「ウイルス」「菌」も、空間汚染物質として近似しています。レビオンは除菌・ウイルス除去のみならず、脱臭機能としても高い効果を有しています。
レビオンの脱臭装置としての納入台数は既に5,000台を上回り、カルモアとしての酸素クラスター除菌脱臭装置の取扱総数は 15,200台に上ります。
数々の悪臭現場において高い脱臭効果を実証してきたロングセラー商品です。
導入製品・サービスについて
従来の技術を一新し、新たな放電素子を搭載したカルモアオリジナルブランド『Levion』のダクト設置タイプです。空調機二次側の給気ダクトに設置し、室内給気口から酸素クラスターイオンを対象室内に供給します。
【空調設備向け レビオン除菌脱臭装置】は、空調機二次側の給気ダクトに設置することで、室内給気口から酸素クラスターイオンを供給します。 新型コロナやインフルエンザウィルスなど、ウイルス・病原菌と共存する時代の到来を受け、施設における標準設備として、除菌・感染防止の機能を保有する施設が増えております。