超大規模ファッションイベントへ香りの演出・フレグランスの導入事例
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臭気成分
香りの空間演出(イベント時の演出として)
今回ご紹介するのは、大規模ファッションイベントにおける香りのコンサルティング事例です。
ご相談いただいたのは、イベントを開催する企業様。千葉県にある幕張メッセにおいて、大規模ファッションイベントを開催するにあたり、来場者を香りでおもてなししたいとのことでご依頼をいただきました。
ご依頼は2回目で、以前も同様のファッションイベントにおいて当社の業務用アロマディフューザー「シュヴァリテエール」をご利用いただきました。
その際、来場者の方からの反応もとても良かったとのことで、リピートでご依頼をいただきました。
当社では30年間にわたって様々なニオイに関する問題を解決してきたノウハウを活かし、お客様からヒアリングさせて頂いた情報を元に最適な機種を選定しただけでなく、現場に営業が訪問し、最適な位置への機器設置や設定をさせて頂きました。
この記事では、この事例の詳細について詳しく説明していきます。
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今回、お客様の目的は大規模ファッションイベントに来場される方々を香りによっておもてなしすることで、イベント自体の印象をアップさせることでした。
しかし、会場となる幕張メッセは、敷地面積約21万㎡、総展示面積約75,000㎡という大規模会場。
本イベントは、その中でも3フロアを使って行われるため、展示面積は18,000㎡という広さ。天井高も、最高34m/最低16mという高さ。そのため、拡散力の低いデュフューザーでは香りを届けることは難しい状況でした。
また、イベント開催日まで1ヶ月ほどの期間しかなく、限られた時間の中で最適な香りの演出を導き出し、デュフューザーの設置までを行う必要がありました。
しかし、イベントの開催にあたってお客様はさまざまな業務が発生するため、担当者の方を含めて多忙を極める状況。そのため、極力香りの演出については当社にまかせたいとのご意向をお持ちでした。
超大規模ファッションイベントでカルモアが行ったこと
デュフューザーの選定や香りのご提案はもちろん、デュフューザーの設置場所にいたるまでまとめてコンサルティングをさせていただきました。
デュフューザーの試運転を行いデュフューザーの最適な設置場所を決定!
イベントの前日に、開演前の会場の空気の流れを把握するために、デュフューザーの試運転を実施させていただきました。
ファッションイベントが開催される会場は、展示面積18,000㎡、天井高最高34m/最低16mという大規模なスペース。
そのため、会場全体に香りを届けることは難しいため、お客様との話し合いの末に、会場のエントランス部分に狙いを絞って香りを届けることをに決定しました。
ただ、追加のご要望としてエントランスの片側には飲食物を提供するカフェスペースが設置されるとのことで、そちら側のスペースには香りが届かないようにしたいとの要望も頂きました。
そのため、エントランス部分の半分のスペースだけに香りが広がるような香りの流れを作る必要がありました。
エントランス部分には出入り口がある関係で、香りが会場の外に流れていってしまう懸念がありましたが、イベント時には多くの来場者が来るため、実際には会場内に空気を引き込むような流れになると想定。
これらの考察と試運転の結果をもとに、自信を持ってデュフューザーの設置位置を決定することができました。
結果的には、電源の位置なども考慮しながらイベントの幕の裏に2台、来場者アンケートを記入する場所に1台、合計3台のデュフューザーを設置させていただきました。
また、万が一イベント日に香りが十分にご来場者様へ届かなかった時のために4台目を準備していたため、失敗しないための確実な空間演出を心がけました。
高品質な天然香料の中から万人受けするフレグランスを選定!
今回、ファッションイベントで使用したフレグランスは、『スパークリングピンクグレープフルーツ』の香り。
シトラスノートとフローラルノートにウッディなムスクを加えた人気の高いフレグランスです。
カルモアでは、これ以外にもお客様のご要望とイベントの特性を踏まえて合計3種類のフレグランスをご提案。
女性の来場者が多いファッションイベントということで、特に女性受けが良いフレグランスにするという選択肢もありましたが、実際には女性以外にも多くの男性も来場することを考慮し、万人受けする『スパークリングピンクグレープフルーツ』を一押しさせていただきました。
この結果、前回のイベントでもこのフレグランスが好評だったこともあり、今回のイベントも同様のフレグランスで香りのおもてなしをすることを決定していただきました。
大規模会場において香りを届ける難しさ
大規模会場において効果的に香りを届けることは簡単ではありません。なぜなら広い空間であればあるほど、優れた拡散力が必要になってくるからです。
その拡散力の高さを左右するのがディフューザー。いくら良い匂いを選んだとしても、拡散力の低いディフューザーでは来場者に気づいてもらうことはできません。
当社の業務用アロマディフューザー『シュヴァリテエール』は、小規模スペースはもちろん、オフィスなどのエントランス、ロビーのような中規模スペース、そして今回のイベント会場のような大規模スペースまでカバーできるほどの高い拡散力が特長です。
その水準は、業務用アロマディフューザーの中でも最高レベル。超微粒子のマイクロミストを生成する2流体ノズルを採用し、空間全体に香りを拡散します。
広い空間でも短時間で濃淡なく広範囲に香りが広がるので、香りを届けることが難しい大規模スペースにおいても香りの空間演出が可能です。
空気の専門家!カルモアの強み
当社は、空気の専門家としてこれまでに数多くの空気環境のコンサルトを行なってきました。
そのため、ディフューザーの貸し出し、香料の提供だけでなく、専門家が現場の空気環境をしっかりと調査し、その結果を踏まえた最適なプランをご提案することが可能です。
まとめ
迎えたファッションイベント当日、エントランスに足を踏み入れると『シュヴァリテエール』の『スパークリングピンクグレープフルーツ』の香りがフワッと香り、イベントスタッフにも来場者の方々にも大変ご好評をいただくことができました。
また、狙い通りにカフェスペースの方には香りが行き渡らず、ディフューザーを設置した場所から出入り口付近において香りのおもてなしを実現することができました。
今回のように、香りのおもてなしによってイベントの体験価値を最大化したいというお客様は、ぜひ一度カルモアまでご相談ください。
機器・フレグランスの選定はもちろん、設置位置や設定など最適なプランをご提案させていただきます。日本全国対応で、海外もご相談に応じます。