食品工場/排気 脱臭装置の導入事例(鍋調味料工程・スパイス・シロップ等)
-
臭気成分
スパイス系臭気、メープルシロップ由来の臭気
-
発生場所
商品開発工程の排気
-
導入企業
調味料・食品メーカーの製造工場
住宅地に新設する食品メーカ研究棟の調理排気用脱臭装置を設計すべく、同質排気におけるデモテストで効果を実証しました。
排気風量244~34m3/min(14,640~2,040CMH)の全5ラインに厨房排気用脱臭装置を導入しました。
お客様の課題
鍋の素やタレの商品開発を行う食品メーカにおいて、新研究棟を建設することになりました。
建設先は、臭気苦情が懸念される住宅地のど真ん中。
「設計段階から臭気苦情が発生しないこと」を目標に、排気ラインへの脱臭装置が検討されました。
事例ポイント
- 苦情が発生しやすいスパイス系臭気
- メープルシロップ由来の臭気
- 新設研究棟の設計段階での装置選定
- 住宅地に隣接するため、臭気苦情発生を抑えたい
- 全5ラインの排気は、風量244~34m3/min(14,640~2,040CMH)と規模がさまざま
臭気苦情を回避する対策フロー
①デモテストにて脱臭効果を確認
既存研究棟にて同質の臭気が排出されていたことから、脱臭効果を確認するデモテストを実施しました。
デモテストに使用するのは、厨房・調理系排気臭に安定した脱臭効果と多くの導入実績を有する【ゼオガイア脱臭装置】。そのデモテスト装置にて、実際の臭気を引き込んで脱臭効果を確認します。
デモテスト装置の入口(原臭)・出口それぞれにおいて臭気をサンプリングし、臭気測定を行いました。
下記の通り良好なテスト結果を得ることができ、お客様にも入口出口の実際の臭気を確認いただくことで、本装置導入へ安心して進んで頂くことができました。
【テスト結果】
●スパイス系臭気 入口臭気濃度:4,000 出口臭気濃度:500 脱臭効率:87.5% |
●メープルシロップ系臭気 入口臭気濃度:1,600 出口臭気濃度:400 脱臭効率:75% |
※ゼオガイアフィルター3段使用時の測定結果。
※臭気濃度とは、悪臭防止法に定められた臭気の強さを測る尺度で、臭気判定士により測定されます。
②最適な排気ラインと脱臭装置の設計
デモテストによる効果確認後、設計会社様・設備業者様を交えて最適な排気ラインと脱臭装置の設計を行いました。
結果、排気を5系統に分け、その異なる風量毎にゼオガイア脱臭装置を設計し、1系統毎に1基、トータル5基の脱臭装置を導入することとなりました。
5基のうち3基は屋外設置となり、景観への配慮から、建屋外観に調和する黒色塗装を施しました。(写真参照)
導入装置/ゼオガイア全5基の機器仕様
系統 | 機器型式 |
処理風量 (m3/min) |
処理風量 (CMH) |
装置外寸 (mm) |
装置重量 (kg) |
1 | ZG-17000H-3(5) | 244 | 14,640 | 1290W×1646H×856L | 302 |
2 | ZG-5200-3(5) | 85 | 5,100 | 988W×746H×856L | 130 |
3 | ZG-5200H-3(5) | 80 | 4,800 | 686W×1046H×856L | 130 |
4 | ZG-7800-3(5) | 130 | 7,800 | 988W×1046H×856L | 172 |
5 | ZG-2600-3(5) | 34 | 2,040 | 983W×446H×856L | 71 |
合計 | 573 | 34,380 |
実績に裏付けされたゼオガイアの脱臭性能
導入製品・サービスについて
食品工場や飲食店舗などに最適。セラミック触媒フィルター脱臭装置。不燃性。高い脱臭効率。