食品工場/排気 脱臭装置の導入事例(きのこの菌床殺菌・アルデヒド成分等)
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臭気成分
菌床殺菌工程排気、アルデヒド系臭気
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発生場所
食品工場 殺菌工程
周辺の住宅より臭気苦情が発生し、急務な対策が必要となりました。
どの排気口が原因になっているか不明だったため、臭気アセスメントを実施し、原因を把握しました。
原因排気に対してゼオガイア脱臭装置を導入し、臭気苦情が治まりました。
課題
周辺住宅からの臭気苦情が発生しないような十分な脱臭能力を持った対策が必要。
事例ポイント
- 高温・多湿の臭気
- 菌床殺菌工程排気
- 臭気苦情の原因調査からのスタート
対策
原因調査のための臭気アセスメント
臭気サンプリング風景
どの排気口が原因になっているか不明だったため、臭気アセスメントを実施し、原因の排気口を特定致しました。
アセスメントの結果、3つの殺菌釜すべてが原因となり苦情が発生していることが分かりました。
臭気拡散シミュレーションを実施し、現状どの程度臭気が飛散しているかを計算致しました。
その結果、脱臭効率85%以上の脱臭装置が必要であることが分かりました。
ゼオガイア脱臭装置導入
ゼオガイア脱臭装置
対象臭気が高温多湿で独特なニオイの臭気でした。
ある程度湿度の高い臭気に対応でき、様々な臭気に対応し、また他の脱臭装置に比べコストを抑えられることからゼオガイア脱臭装置を選定致しました。
3つの殺菌釜排気をそれぞれ対策すると費用がかさむため、1つの排気に合流させ対策致しました。
温湿度が高いとゼオガイアの脱臭効果が下がる傾向にあるため、前段にチャンバーボックスを設け、希釈エアーを導入することで温湿度を下げたのちにゼオガイア脱臭装置に導入致しました。
導入後の効果測定の結果、十分な脱臭効果が確認でき、臭気苦情も治まり、お客様に満足して頂いております。
脱臭効果
効果測定の様子
入口臭気濃度:25,000
出口臭気濃度:3,200
脱臭効率:87.2%
機器仕様
機器型式:ZG-1700-5(6)
処理風量:17m3/min
装置外寸:390w×744H×950L
装置重量:57kg
前段チャンバーボックス
ゼオガイア内部
導入製品・サービスについて
食品工場や飲食店などに最適。セラミック触媒フィルター脱臭装置。不燃性。高い脱臭効率。
ニオイを完全に視覚化。工場から排出されるほぼ全てのニオイの状況を掌握します。
悪臭防止法に定められた臭気濃度/臭気指数を測定する嗅覚測定。人間の嗅覚によって測定するので、人間の感覚に近い数値化ができます。
カルモアが独自開発したシミュレーションソフト「KaLmoSカルモス」は、においシミュレーター(環境省配布)をはるかに超える精度と現実性で、悪臭苦情の回避・解決、無駄と失敗のない脱臭装置の設計、悪臭防止法の規制対応を実現します。