食品工場/排気 脱臭装置の導入事例(インスタント食品製造)
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臭気成分
インスタント食品フライヤー排気、鶏がらのような臭い
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発生場所
インスタント食品工場
インスタント食品会社において生産ラインを増やすため、新工場の設立を計画。
ところが設立計画地の周辺は民家の多い地位となるため、臭気苦情が懸念されました。
カルモアに工場設立前の段階からご相談を頂き、まずは脱臭テストを実施、その性能を確認後、実機を導入致しました。
課題
大風量の食品フライヤー排気に対して、臭気苦情を発生させないような脱臭装置の検討が必要となりました。
事例ポイント
- 食品フライヤー排気
- 高温・多湿、オイルミストを含む
- 大風量排気
- 新工場の臭気対策のため、未だ臭気が発生していない
対策
既存工場にて同様の臭気でテスト
新工場への対策検討のため、現状臭気は発生していません。
そこで、既存の別工場で同様の工程があったため、その実排気にて脱臭テストを行いました。
脱臭装置は、ゼオガイア脱臭装置を選定しました。(厨房排気や食品工場での実績は多数)
テストの結果、脱臭効率90~92%と良好な結果が得られました。
ゼオガイア脱臭装置導入
デモテストの結果を基に脱臭装置を設計致しました。
合計3ラインにゼオガイア脱臭装置が導入されました。(排気風量は各264m3/min)
繊維系素材をなるべく使いたくないとの要望があったため、プレフィルターは、アルミエキスパンドフィルターを使用しました。
現地はクレーン作業が難しかったため、部材を手持ちで運び、現地にて組立工事を行いました。
本装置での脱臭効率は、90%(5段仕様)と良い結果が得られ、満足して頂きました。
脱臭効果
入口臭気濃度:16,000
出口臭気濃度:1,600
脱臭効率:90%
機器仕様
機器型式:1)ZG-25000-5 2系統
2)ZG-21000-2 1系統
処理風量:1)264m3/min 2系統
2)264m3/min 1系統
装置外寸:1)1590W×2046H×856L
2)1590W×1746H×856L
装置重量:1)516kg
2)310kg
臭気サンプリング 風量測定
導入製品・サービスについて
食品工場や飲食店舗などに最適。セラミック触媒フィルター脱臭装置。不燃性。高い脱臭効率。
ニオイを完全に視覚化。工場から排出されるほぼ全てのニオイの状況を掌握します。
悪臭防止法に定められた臭気濃度/臭気指数を測定する嗅覚測定。人間の嗅覚によって測定するので、人間の感覚に近い数値化ができます。