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業務用脱臭消臭のカルモア(臭気調査・脱臭装置・消臭剤・センサー)・防カビ・除菌・ウイルス対策

創業30年 全国・海外 実績10万件
脱臭消臭専門のカルモア

納入事例

CASESTUDY

養鶏場にて糞を燃焼時に苦情が発生!脱臭装置の導入事例

養鶏場の臭気対策
  • 臭気成分

  • 発生場所

    養鶏場

今回、当社にご依頼いただいたのは東北地方で養鶏場を営むお客様。養鶏場の近隣住民の方から苦情が発生してしまったとのことで、臭気対策をご依頼いただきました。

 

カルモアでは、臭気アセスメントと拡散シミュレーションを行ない、その結果・データをもとにマイクロゲル脱臭装置、新型プラズマ脱臭装置の導入をご提案させていただきました。

 

その後、脱臭効果を事前に確かめるために新型プラズマ脱臭装置にてデモテストを実施させていただき、80%を超える脱臭効率を実現。お客様にデモテストのデータを報告し、現在は今後の導入を見据えて打ち合わせを行なっています。

 

この記事では、本事例の詳細をご紹介していきます。

課題
  • どの臭気から苦情が発生しているか原因がわからない状態
  • 臭気苦情の発生により、行政からの指導に対応しなければならない
  • 他社の脱臭装置では高額な装置を導入する必要がある

 


 

導入事例の効果
  • 臭気アセスメントと拡散シミュレーションで臭気を見える化
  • デモテストを実施して脱臭効果を事前にチェック
  • 新型技術を用いた「注入式低温プラズマ脱臭装置」をご提案

養鶏場様の臭気の課題と目的

近隣住民から苦情が発生!行政からの指導も受けている状況

 

ご依頼いただいたのは、東北地方にある養鶏場を営むお客様。10を超える鶏舎がある大型の養鶏場です。

 

そんな養鶏場において、近隣住民からニオイの苦情があったとのことで、当社にご相談をいただきました。

 

お客様の方では、養鶏場の規模が大きいということもあり、苦情の原因となっている場所がわからず、対策の優先順位もわからず困っている状況。

 

当社ではまずニオイの原因と最適な対策方法を導き出すため、臭気アセスメントとニオイ拡散シミュレーション「KaLmoS(カルモス)」の実施を提案させていただきました。どんなことでもカルモアへお寄せください。

 

養鶏場様へカルモアが行った臭気対策

まずは臭気アセスメントで苦情の原因を特定!

臭気を採取している時の様子

 

  • 「臭気対策をしたいけど原因がわからない」
  • 「苦情問題を解決したいけど対策の優先順位がわからない」
  • 「無駄なコストをかけずに効率的に臭気対策をしてほしい」

 

そんなご要望に全てお応えするのがカルモアの臭気アセスメントです。

 

臭気を測定している時の様子

今回の事例でも、苦情の原因を特定するために専門スタッフが現地の養鶏場に伺い、臭気アセスメントを実施させていただきました。

 

養鶏場では、「鶏を飼育する鶏舎」、「鶏の糞を集めて燃やす焼却炉」があり、臭気アセスメントの結果、そのどちらも苦情の原因となることがわかりました。

 

まず、鶏舎の方では鶏そのものの匂いや鶏の糞の匂いに加え、おがくずなどのニオイが混ざり合い、悪臭をつくり出していました。そして鶏の糞を集めて燃やす施設においては、鶏の糞のニオイに加え、糞を燃やす際に発生する排気が悪臭となっていることが判明。

 

このことから、今回近隣からの苦情を抑えるためには「鶏舎のニオイ」、「糞を集める施設のニオイ」、「焼却炉で糞を燃やす際の排気」、これら3つのニオイに対して対策を行なうことが必要だということがわかりました。

 

お客様の方では、当初糞を燃焼する際の排気に関してしか注意をしておらず、鶏舎のニオイも原因となっていることが、臭気アセスメントによって明らかにすることができました。

 

近隣へどのくらいニオイが届いているのか拡散シミュレーションで見える化!

臭気拡散シュミュレーションのイメージ

 

次に、臭気苦情の原因となっているニオイが、近隣に対してどれくらい広がっているのかを調べるために、当社独自の技術を使った拡散シミュレーション「KaLmoS(カルモス)」を実施しました。

 

当システムでは、「臭気濃度」という尺度で着地濃度を予測することで、必要な脱臭効率を算出することが可能です。

 

今回実施した拡散シミュレーションでは、3つのニオイともに臭気苦情につながってしまうということが判明。ただ、3つのニオイはそれぞれ環境や臭質なども違うため、それぞれに適した脱臭対策が必要でした。

 

そこで、当社では以下の臭気対策をご提案させていただきました。

 

◯鶏舎にはマイクロゲル脱臭装置の導入と高い塀の設置を提案 臭気濃度が高く、排気風量も大きいため、このままでは臭気苦情が再発する可能性が高い状態でした。そのため、消臭剤を微細なミストで噴霧することで脱臭するマイクロゲル脱臭装置と共に、臭気の近隣住宅への飛散を防止するための高い塀の設置など、複数の臭気対策をご提案させていただきました。

 

◯鶏糞倉庫は鶏糞攪拌作業中の換気ファンの停止 鶏糞の攪拌作業をする際に、周辺に臭気が飛散していると考えられるため、攪拌作業中は換気ファンを停止することを対策としておすすめさせていただきました。

 

◯焼却炉は注入式低温プラズマ脱臭装置 鶏糞の焼却炉においては、高い臭気濃度、小さい風量ということに加え、温度が高く粉塵を含んでいるため注入式低温プラズマ脱臭装置の導入をご提案させていただきました。

 

注入式低温プラズマ脱臭装置は、プラズマ放電により外気を放電することで活性成分ガスを生成し、その活性成分ガスを臭気に注入させ、活性成分ガスの高い酸化力によって酸化脱臭する脱臭装置です。

 

今回のように温度が高く粉塵を含んでいる臭気に対しても、問題無く対応することができます。

 

上記の対策をお客様にご提案したところ、「まずは焼却炉から対策をしてほしい」というご要望をいただきました。

 

そこで、次に実際に焼却炉において注入式低温プラズマ脱臭装置が確かに脱臭効果を発揮できるかを事前に確かめるために、装置のデモテストを実施させていただきました。

 

注入式低温プラズマ脱臭装置のデモテストを実施

脱臭効率の表

 

実際に、今回の臭気対策として確かな脱臭効果を発揮できるのかを実証するため、注入式低温プラズマ脱臭装置でのデモテストを実施。

 

その結果、適した運転条件においてプラズマ脱臭装置を使って脱臭すると、脱臭効率80%程度の脱臭効率を得られることが確認できました。お客様にもこのデモテストの結果をデータとともにご提出させていただき、その結果に大変ご満足いただきました。

 

注入式低温プラズマ脱臭装置の特長

優れた脱臭効率で強烈な臭気も脱臭!

 

今回の事例以外の測定テストにおいても、注入式低温プラズマ脱臭装置は対策が難しい臭気に対しても、高い脱臭効果を発揮することが証明されています。

 

これまで強力な臭気を脱臭するためには、燃焼脱臭装置・活性炭脱臭装置などのハイコストな脱臭装置が主な選択肢でしたが、注入式低温プラズマ脱臭装置はその置き換えとなる次世代の脱臭装置です。

 

さらに、油煙や粉塵を含む臭気でも問題なく脱臭が可能です。

初期費用とランニングコストが安い!

注入式低温プラズマ脱臭装置の特長は、優れた脱臭効率だけではありません。低コストで導入できる点も、大きな魅力です。以下は、これまでの脱臭装置と低温プラズマ装置のコストを比較した数値です。

 

脱臭装置 イニシャルコスト

ランニングコスト

新型プラズマ脱臭装置

20,000千円

1,300千円

直接燃焼脱臭装置

60,000千円 24,000千円
蓄熱燃焼脱臭装置 66,000千円 6,500千円
触媒燃焼脱臭装置 60,000千円 7,500千円
スクラバー

20,000千円

19,000千円

活性炭脱臭装置

60,000千円

24,000千円

 

ご覧のように、初期費用は1/2以下、さらにランニングコストは1/3〜1/9以下という、非常に低コストで導入することが可能です。さらに、メンテナンスは3~5年に1回という点も魅力。

 

また、設備の大きさも従来の1/2程度となっているため、スペースが限られている施設においても問題なく設置することができます。

 

まとめ

 

強い臭気対策には、注入式低温プラズマ脱臭装置の導入をご検討ください! 臭気アセスメント、拡散シミュレーション、デモテストの結果を踏まえ、現在焼却炉の排気に対する対策として注入式低温プラズマ脱臭装置の導入を前向きにご検討いただいています。

 

今回、養鶏場施設で発生した近隣苦情。鶏糞の焼却で発生する、粉塵を含んだ排気を脱臭するのは簡単ではありませんでしたが、当社でもまだ取り扱い始めたのが新しい新型の注入式低温プラズマ脱臭装置によって無事にお客様のお悩みにお応えすることができました。

 

カルモアでは、今回のような焼却炉の他、堆肥化施設がある養鶏場などでも注入式低温プラズマ脱臭装置による効率的な脱臭対策が可能です。

 

養鶏場の臭気対策にお困りの際は、ぜひ一度当社までお気軽にご相談ください。日本全国対応で、海外もご相談に応じます。「空気」のご相談は、どんなことでもカルモアへお寄せください。

 

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